お客様を営業会議にお招きできる企業が繁栄するという話

企業には調子が悪くなる予兆があります。

それは…

「気づけば金儲けの話しかしていない」というもの。

そもそも商売は顧客に喜ばれる、困りごとが解決する…人に役に立つから成り立ちます。
だから「どんなお役に立つのか?」=価値創造が活動の土台になるのは言うまでもありません。
それがあって初めて、それを必要とする人に上手に伝え、商品・サービスを買っていただくマーケティング活動や、費用効果的に業務を行う効率化が来ます。

価値創造なしに商売は成り立たない…この子どもでも分かる当たり前のことが、つい疎かになってしまう事があります。

そんな時は会議で話している言葉に表れます。
大抵、主語は「自分たち」(我々)か「ライバル」の2つです。

「我々の今月の目標は…」
「ライバルの当エリアの進出に向けた対策は…」

僕は20年以上、業界団体でこの2つの言葉をずっと聞き続けてきました。
価値創造という土台がいつの間にか抜け落ちたまま未来に向かって進んでいったのです。

するとお客様の感覚とはズレたことをやり始めます。
例えば、新聞業界は訪問営業がメインですが、ここ20年ほど「お客様が会ってくださらない」という課題を常に抱えていました。

そこで「訪問理由をつくる」なんて発想になるわけですが、そもそも自分たちが会いたいという自己中な願いが中心なのでヘンテコリンなアイデアが出ます。

「お得なキャンペーンのお知らせに来ました」とか 笑

恋愛で例えるなら、自分の魅力づくりを無視して会う口実だけ考えているようなもの。
上手くいくはずがないよね。
「要りません!」でピシャリです。

さて、こうした状態を放置すると企業は内部から崩壊します。
お客様に迷惑がられるので社員さんが仕事が嫌いになってしまい離職が増えます。
求人をかけてもそんな仕事では人が集まりません。
そこで、しかたがなく賃金を上げますが、その事により、よりお金に関心が偏った人が集まります。
そういう人は商売の土台である信頼や人間関係づくりといった地味な活動をしたがらない傾向があります。

そんな経験から、僕は「営業会議で使われる主語はお客様」そう考えるようになりました。
「お客様にこうなってほしい」…お客様の成功が話し合いのメインテーマの会議をしているかどうか?…これが繁栄のバロメーターになると考えるようになったのです。

そういう会議はお客様を会議に招くことができるんですよね。

さて、この1年の会議を振り返って、どんな主語で話し合いをしてきたでしょうか?
お客様をお招きできる会議だったでしょうか?
要チェックですね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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