バラバラな組織が1つになる「応え合う」という組織論

「世界がバラバラと言う意味で言うと、教室が世界一番近いと感じる」…これは先日お会いした教員が語ったことです。
横浜市の小学校の教員、宮下章先生です。

人類はいまだ一体化したことがありません。
ゴタゴタや摩擦は日常茶飯事、いまだに戦争もなくなりません。
バラバラ。
この状態に教室という空間が近いと言うのです。

確かにそうですよね。
1人1人、それぞれの人生の目標があり学校に通っています。
組織(学級)単位で生産活動や営利活動をしているわけではないから基本的に利害関係がなくワンチームになりづらい。

しかし、宮下先生のクラスは違いました。
先日、授業の見学をさせていただきましたが、もう、「企業でこれが起きたら凄いことになるぞ!」と思ったのです。

宮下学級では、クラスで理念、行動指針を持ち、全体目標に向かい一体化していました。
例えば、算数の授業では「全員が円の面積の出し方を理解する」という全体目標を立てます。
そして、4人ほどのグループを作り学び合いをします。
席を立つのも自由、困っていたらお友達に聞けば良い。
子どもたちが主体で学びが進みます。

宮下先生は「全員が」理解することを求めます。
1人も置き去りにしないのです。
その理由は、それが1人1人にとって豊かな人生を送る一番の方法だからです。
この考え方は、以前はあまり理解されませんでしたが、最近ではSDGsの認知度が上がり理解されるようになりました。

チームワークは「全員で達成する目標」を設定すると自然と発生します。
逆に、一部の人だけが達成できる目標を設定すると競争が起こります。
(ドイチェ:競争と共同 1945)

地球上の人類が1つになるには宇宙人が攻め込んでくれば一発で実現します。

宮下学級では算数を通じ世界平和を学んでいるのです。
この授業を進める上で大切な理念があります。
それは…

「応え合う」

困っている仲間がいたら、それに気づき、寄り添い何らかの行動をする。困っている時は助けを求めることも大切です。
こうした関わりを「応え合い」呼んでいます。

さて、学校の教室に比べれば企業はミッションを共有していますので一体化しやすいはずです。
もしチームワークが悪い、一体感に欠けるとしたら、それは社員さん個々の問題と言うより組織のあり方、運営に問題があるかもしれません。

□全員で達成する意義ある目標が設定されているか?
□社員間の競争を煽る評価制度などがないか?
□組織全体の仕事の流れを理解しているか?
□他部署や仲間が何をやっているか分かっているか?

もしチームワークに問題を抱えていたら、まずはこうした環境をチェックすることだと思います。

それでは今日も最高のチームワークに向けて素敵な1日をお過ごしください!

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