現場が経営者と同じ視点、感性で意思決定できる組織になるために

指示ゼロ経営に慣れていない方からよく受ける質問に「現場が意思決定して、間違った意思決定をすることはないですか?」というものがあります。

これはYesでもありNoでもあります。
ある条件を満たせば正しい意思決定ができ、三人寄れば文殊の知恵でリーダー1人よりも豊かなアイデアが出ます。

逆に条件を満たさない場合、大混乱します。

正しい意思決定が行われるための、最も重要なポイントがあります。
それは「見るところを絞る」ことです。
言い方を変えれば「正しいポイントを見る」です。

例えば、以前、僕が経営してきた新聞店で3つの問題を抱えていました。

「人手不足」「新聞購読者の減少」「折込チラシの減少」

これらは業界全体の問題で、業界をあげて対策に乗り出しました。
方法は、それぞれの問題に「対策委員会を設ける」というものです。

これが間違い。
見るポイントが間違っており、これでは正しい意思決定ができません。

どういう事か?

これら3つの問題はいわば「症状」です。
根本原因は「顧客を大切にしない乱暴な営業」で、それによって起きている現象=症状なのです。
乱暴な営業により悪評が広がり求人難に陥りました。各家庭にはインターホンが付き訪問営業ができなくなりました。新聞の発行部数が減れば折込チラシも減ります。

見るべきは「顧客との関係性」であり、そこに目をつけ対策した企業では正しい意思決定ができ、これらの悩みから解放されました。

別の事例もあります。
ある企業ではマーケティングの仕組みが見える化されています。
マーケティングの基本はとてもシンプルです。

①見込み客が、自社、お店のことを知る
②1回目の来店・注文をする
③2回目・3回目の来店・注文をする
④共感してファンになる

④の顧客が良い口コミを流してくれ①への好循環が生まれます。
※ちなみに、②の1回目の来店と、③の2回3回目の来店が細かく分かれているのは、ここで顧客の流出が起きるからです。
1回目から2回目で流出する顧客が最も多く、次いで2回目から3回目と言われています。

その企業ではこれが設計図化されているので課題が一発で分かるのです。

「どうやら認知はされているが、1回目の購入に至らないようだ」

その課題に向けて三人寄れば文殊の知恵を出します。
正確には課題が絞られるから三人寄れば文殊の知恵が出るのです。

「ならば、次回入荷の季節商品を紹介するチラシを渡したどうか?」
「チラシを持ってきてくれたお客様限定の特典があれば行動が促進させるんじゃないか?」

たくらみ屋の相棒、森本繁生は「物事はシンプル」と言います。
その心は、様々な問題は、実は根本原因から派生して起きているということです。

□まず全体の構造を観ること。
□そして「ここを直せば全体が良くなる」というポイントを定め手を打つこと。

これが集団に意思決定を委ねても大丈夫な理由なのです。

当然ですが、そのためには情報開示が欠かせません。

指示ゼロ経営はただ任せれば良いというわけじゃない、ちゃんとしたお作法があるのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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