今の日本に足りない「希望、働き甲斐、賃金」を増やす経営

いつの時代も社会は問題を抱えていますが、今の日本が直面する最も深刻な課題はこれだと思います。

「将来に希望が持てない」

特に若い方に多い傾向だと思います。

アントニオ猪木は「元気があれば何でもできる」と言いますが、僕はその前に希望があることが大切だと考えています。

それがないのは大問題です。

50年前は違った。
半年ほど前にテレビで「低賃金時代」をテーマにした特集番組が組まれました。
70代、80代の方へのインタビューで、みんな「当時は経済が成長し給料も上がったので希望に満ちていた」と答えていました。

経済成長が希望を担保した時代です。

その時代は完全に終わりました。

さて、そんな中にあり新しい希望を持つ人たちが現れています。
指示ゼロ経営の導入に成功した企業やホワイト企業大賞を受賞した企業で、こんな事を言う人が多数いるのです。

「この仲間となら何でもできる」

素晴らしい希望だと思います。

指示ゼロ経営では、チームで課題を持ち、みんなで知恵を出し合い、役割分担を決め行動します。
1人1人が役割をまっとうして初めて全体の成果が作られるので、助け合いが活性化します。

キーワードは「1人も見捨てない」です。

指示ゼロ経営では「1人も見捨てない」を仕組み化する

そんな環境で働くと仕事が「愉しく」なります。
「楽しい」よりも深く集中した状態から生まれる愉しさで、フロー状態とも言われます。

この状態で活動すると、ものすごい創造性を発揮します。
創造性は付加価値の高い商品・サービスを生み出し、企業の収益を良くします。

この域にまで達した企業、あるいは自分たちがこうなれる予感を持った企業で、先ほどの感覚…「この仲間となら何でもできる」という希望が持てるのです。

話をテレビの特集番組に戻します。
明日は今日よりも良くなるという希望は人を開放的な気持ちにさせます。
まさに景気は「気」です。
高齢者へのインタビューでも「(お金を)貯めることはなかった」と言っている方がいました。

日本の賃金は30年間、ほぼ横ばいですが、その原因の1つに利益が賃金に分配されないという事実があります。
将来が不安で蓄えに回してしまうのです。
その証拠に大企業も中小企業も内部留保が非常に増えています。

利益が賃金に分配されない原因の1つに、「一度、給料を上げたら下げられない」という事情があります。
業績に連動した賃金制度がないからです。

希望があり意識が開放系になった企業で、さらに業績に連動した賃金制度があるところでは着実に社員さんの賃金が増えています。
賃金の増減が柔軟に運用できれば上げる時に上げられるのです。

日本人に足りないもの…

希望
働きがい
賃金

その原因となる閉塞感から開放されている企業が増えたら世の中、もっと良くなりますね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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