管理職の行動を変えるのではなくメンバーの行動を変えた方が組織は良くなる

もっとしっかりして欲しい…そう思う管理職はいませんでしょうか?
例えば…

「管理職ならもっとチームをまとめて欲しい」
「会議ではしっかりファシリテーションをして欲しい」

欲を言えばキリはありませんが、ひとことで言えば、「しっかりとリーダーシップを発揮して欲しい」ということではないでしょうか?

この場合の解決策は2つあります。
1つは管理職をトレーニングすること。
ネットで調べれれば管理職トレーニングの素晴らしいな研修はたくさんあります。
そこで鍛えるのも良いと思います。

しかし、チームというものは1つの生き物のようなもので、どんなに優れた管理職でも、状況がか変われば、あるいはメンバーが変われば上手にマネジメントできないことがあります。
どうしても手に負えない部下がいることもあるし、相性が悪い部下もいます。

何よりも管理職次第というチームは持続性という意味で危険です。

そこでもう1つの方法が検討されるのです。
それは…

「管理職の行動を変えるのではなくメンバーの行動を変える」

というもの。

これが想像以上にシンプルで効果的なのです。
具体的な例を紹介しますね。

ある企業では週に一度、進捗確認のミーティングを行っています。
「個々の進捗」「チーム全体の進捗」を確認して、問題があればみんなの知恵で解決します。
困っている仲間がいれば知恵や手を貸して支援します。

これは指示ゼロ経営の基本的な仕事の進め方です。
この進め方の詳細はこちらの記事を読んでね。
「喜びは何倍にも増え、苦労や孤独は何分の一にも減る組織をつくる」

このやり方を導入したとある企業で初っ端から問題が起こりました。
管理職の方からこんな相談があったのです。

「ミーティングがやりにくいったらありゃしない」

僕が「どうしてですか?」と聞いたところ、こんな答えが返ってきました。

「発言しない」
「YesかNoかの意思表示がない」
「管理職が進行しないと意見がまとまらない」
「好き勝手な発言をする

とのこと。

そこで、先程の「メンバーの行動を変える」という対策を立てました。
具体的には、ミーティングの進行役を持ち回りで行うのです。

すると「えー!?私のような新人もやるんですか?」「まとめる自信がありません」という不安が噴出します。

そこでお伝えしたのはたったこれだけ。

「その辺を歩いている知らないおばちゃんが進行役をやっても上手く進むように、みんなで協力してください」

すると、優れたチームになるための役割(14個ある)が自然発生するのです。

発言をしない人に「○○さん、なにか意見ないですか?」と聞いたり。
「話し合いの進め方は今のままで良いですか?」と確認をしたり。
「今までの話を一旦、まとめると…」と整理をしたり。
発言した仲間に「いいね!」のサインを送ったり。

詳しくは僕の書籍を参考にしていただきたのですが、必要な役割が自然発生するのです。

まずは、そんな素晴らしいミーティングを体感し、その後で14の役割を学ぶと肚に落ちるようです。

いかがでしょうか?
管理職を変えるのでなく周りの人間の行動を変える方が早く良い状態を作れる、しかも持続可能になるのです。

これが指示ゼロ経営の「指導する相手が違う」という視点なのです。

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