欲しい人材がたくさん集まる求人広告はこう書く

失業率はそれほど下がっていないのに人手不足に悩んでいる、そんな現象が昨年からアメリカで起きています。
NHKが特集を組み原因を探りましたが、結局、明確な原因にはたどり着くことはできませんでしたが、考えられる可能性として「コロナ禍を経験して、働くという事に対する考え方に変化が生まれたのでは?」という推測を立てていました。

そして今、日本で同じような現象が起きています。
コロナ禍で職を失った人が大勢いるのに人手不足に陥っている企業が多く見られます。

今日の記事は、その対策の1つの可能性に迫りたいと思います。

失業率が高いのに人手不足という経験は、僕は新聞店を経営する中でしました。
そして、やってはいけない失敗をしました。
それは「賃金を高くする」という方策です。

世の中、2種類の求職者がいます。
①時間とお金を交換するという発想の人
②働き甲斐を求める人

決められた仕事を指示通りにやるのであれば①の人でも通用しますが、現代のように創造性が求められる時代では②の人材が必要です。

僕の失敗は、創造的な仕事が求められるのに、賃金で釣って①の人を集めてしまったことにあります。

そこで採用活動を抜本的に見直しました。
真っ先に変えたのは求人広告のキャッチコピーです。

求人広告には「書いた通りの人が集まる」という法則があります。
賃金で釣れば①の人が来るし、働き甲斐を書けば②の人が来ます。

やってみて驚きました。
世の中、②の人がたくさんいるのです。
90人以上から資料請求がありました。(※ただし当時は買い手市場だった影響もあると思います。)

そして、会社説明会に来る人が口を揃えて「御社のような企業が少ない」と言うのです。

ないわけではなく、そういう発信をしていないだけなのです。
ミスマッチが起きていることを痛感したのです。

昨年から起きている「失業率はそれほど下がっていないのに人手不足」という現象の正体はミスマッチにあると考えています。

働き甲斐を伝えること。
そして働き甲斐には2種類あります。

1つは、その会社が目指すものの魅力です。
「こんな風にお客様の幸せに貢献できる会社になりたい」「こんな社会づくりに貢献したい」といったものです。

もう1つは働き方です。
「自分で考え判断し行動できる」「仲間と助けいながらチームで仕事を進める」といったものです。

コロナ禍を経験して、働き甲斐を求める人が増えた今こそ、採用を見直すチャンスだと思います。

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