問題発生を結果と捉えるか、過程と捉えるか、それが問題だ

「でも実は…」って話をする人っていませんか?
どういう人かと言うと、業績が良く注目されている企業さんに対し、例えば「でも、実は現場のスタッフは不満を持っているんだって」なんて否定的な目を向ける人です。

どういう心理なのかは分かりませんが、あまり発展する考え方ではないと思います。

でも実は(笑)、その人の言うことはあながち間違いではない。
どんなに優れた企業にも問題はある。100%何の問題もないなんて事はないのです。

しかし優れた組織には「でも実は」の前と後があるのです。

指示ゼロ経営もそんな目を向けられることがあります。
「まあ、自発的に動くのは良いが、でも実はバラバラ好き勝手になる可能性がある」といった風に。
あるいは「こんな問題が起きることはないのですか?」と心配をされる方もいます。

その通りなのです。
あの注目されている企業も、指示ゼロ経営も、指摘されるような問題は起きるのです。
しかもたくさん。

しかし、問題は行動したからこそ起きるもの。
優れた組織には「でも実は」の前と後がある…問題発生の前段階での果敢な行動があるのです。

そして行動した後も違う。
行動した結果を検証、学習し次に活かすので決して失敗ではないと考えるのです。
上手く行かない方法が分かったということは成功なのです。

成長する組織には、他人がアレコレ言っている背景に、こんな行動があるわけです。

「でも実は」があまり発展的ではないと考える理由は、問題発生を結果と捉えているからです。
過程と捉える人だけが成長するのだと思う。

このことを僕が確信を持って言えるのは、今、たくらみ屋の相棒、森本繁生と取り組んでいる「企業体質改善3ヶ月プログラム」で痛感しているからです。

企業体質の改善とは大げさなネーミングですが、要するに、「自律的に動く体質」「仕事の流れを最適化する体質」「問題発生を過程と捉え前進する体質」の3つです。

プログラム中に、多くの企業で「自律的に動いたことで浮き彫りになる問題」が表面化します。
例えば、社員さんが自発的にビジョンを描いてみたら、社長が考えるそれとは違っていたというケースがあります。
そうすると社長はショックを受けるのですが、僕らは(口には出しませんが)良かったとホッとするのです。
だって、そのズレに気づかずに前に進んだ方が後々、大変なことになるからです。

そして、そのズレを対話により修正することができるという確信があるからです。
だって、みんな会社を良くしたいというベクトルを持っているからです。

「でも実は…」なんて言う人の話は、話半分、いや1%くらいに聞いて、問題が起きたからこそ見える未来に目を向けることだと思います。

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