人は大した問題でもないことを問題化したがる

すごくズッコケた話があります。
以前に、ある経営者からこんな相談を受けました。

「仕事中にお菓子を食べまくっているスタッフがいるんですが、注意をしても直らないし、なにより不満なのは、周りの仲間の誰も注意をしないんです」

さて、この様な相談に対し、指示ゼロ経営では何と答えるか?

まずは指示ゼロ経営の基本の確認です。
指示ゼロ経営では課題をオープンにするのが原則です。
そして、それを自分事と捉え…
①みんなで知恵を出す→②役割を決め行動する→③行動の結果を検証して次に活かす→①に戻る。

このサイクルを、誰に言われなくても自律的に回せるようになり、仕事が楽しくなるのが指示ゼロ経営です。

さて困ったものです。
「仕事中にお菓子を食べまくっているスタッフがいるんですが、注意をしても直らないし、なにより不満なのは、周りの仲間の誰も注意をしない」…この課題をみんなにオープンにするのって気を遣いますよね?
言い方に気をつけないと、特定の人を責めることになりますから。

気を遣う…でも「みんなの課題」にすることが大切、

ということで、最大級の配慮のもとオープンにしました。
(どのように伝えたかの詳細は忘れてしまいました)

ここからがズッコケた話し。

スタッフさんたちから「別に困っていないし不満でもない」との答え。

生産性が落ちるといった具体的な弊害はない。
だから問題として認識していないのです。
なのにリーダーが問題だと思っていた。
なぜならリーダーにとっては勤務中にお菓子を食べるのが気に入らなかったからです。

よく、課題と感情を分けて考えると言いますが、まさにそれだと思ったのです。

その問題は、本当に問題なのか?疑ってみると良いと思います。
意外と「感情の問題」が多いと思いますよ。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

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