優れた会社では、自分たちが学ぶ研修を自分たちで決めている

人は自分で考え決めると物事を自分事にします。
そうなると高い関心を持つので集中して取り組みますし、素晴らしく学習します。
だから人材育成、チーム育成には自分で決める…「自己決定」がとても大切です。

この事実を持ってしてみると合点が行くことがあります。
それは、もしかしたらアナタも経験したことがあるかもしれません。

子どもの成績が悪く、親は子に塾に通わせたいと思った。
で、自分の親友ネットワークやネットの評判などから通う塾を決めます。
そして、子どもに言い聞かせます。

「このままじゃ進学できない」
「この塾は評判が良いから通いなさい」

かくして仕方がなく通った子は成績が伸びません。

塾に行く必要性と、塾選びに対し自己決定しないからです。
よく「馬を水飲み場まで連れていくことはできても水を飲ませることはできない」と言いますが、本当にその通りだと思います。

これ、企業でも同じことが起きていると思います。
研修に熱心な会社ほど、社長が研修を決めていることが多いと思います。
まだ社員さんが十分に成長していない場合はこれでも良いと思います。
まずは、水飲み場まで連れて行くことは大切ですから。

問題なのは、いつまで経っても社長が決めていること。

社員さんは、「自分たちがどうなりたいか?」を自分たちで考えれば、それを実現するための知識、スキルに自分たちで気づくことができるのです。

それがどこで学べるか分からない、そんな時はサポートしてあげれば良いのです。

先日、とある企業さんで、これを行いました。
研修では、自分たちで「出来栄え」を決めました。

□どんな企業を目指すのか(ビジョン)
□ビジョンが実現した時の数値(売上高、売上総利益、経常利益)
□実現のプロセス

さて、ここまでくると疑問が生じます。
それは、実現のプロセスの中で「どうやったらできるの?」という疑問が生じます。
これが自分たちに必要な学びなのです。

件の企業さんでは、必要な学びに気付いた瞬間、あるスタッフさんが「早く学ばなきゃ」と言い、仲間も「そうだね」と言っていました。
社長がお膳立てした研修とは比較にならない学習効果を得ると思います。

ちなみに僕の会社では、指示ゼロ経営になってから1回たりとも僕から研修の提案をしたことがありません。

学びにも「自己決定」の原則を取り入れてみてはいかがでしょうか?

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

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