アイツを邪魔者扱いすると邪魔をする。仲間と観ると建設的になる。部下はリーダーの写し鏡である

輪の中に入ってこないで、離れたとろこから傍観している社員っていませんか?
参画しない人。
あるいは常に批判的な社員、いませんか?

そういう人が半数もいれば問題ですが、20%以内ならOKだと考えています。
というか、そういう役割も必要だと思うのです。
排除すると組織が弱体化する危険性もある。

どうして?
今日の記事では、そういう社員の役割と関わり方について考えてたいと思います。

輪に入ってこない人は必ずいると心得る

不思議なもので集団の中には決まってそういう人が現れるものです。
専門用語で「ラガード」と呼ばれている人種です。
例えば、いまだにガラケーしか持っていない人です。
彼らがなぜ必要かというと、全員100%が行動したら、もし行動が間違っていたら全滅してしまいます。
集団の保全のために必要だというのが有力な説です。

「いて自然」…そう考えることが大切だと思います。

逆に邪魔者と考えると悲劇の始まりです。
リーダーがラガードを排除すると、それ以外の社員に無言の同調圧力がかかります。
付いてこないヤツは不要、そんな認識ができてしまう。
そうすると、皆んなが良い子ちゃんになる。
心理的安全性が破壊され、自由に発言できなくなり多様性が失われてしまいます。
批判を含め、多様な意見が出るから集団は賢くなれるわけですから、これは一大事だと考えます。

また、邪魔者扱いされた人は、出す批判が悪質化する可能性があります。
それも当然のこと。
会社を良くするための批判ではなく、リーダーを攻撃する批判をするようになる。
これは勿体ないことだと思います。
もしラガードが他の社員への影響力がある場合、反対勢力をつくるかもしれません。
ラガードが20%を超えたら全体を動かす勢力になります。

彼らを排除するのは意味がない、そう考えるのです。

リーダーが輪を大きく描けば万事解決する

リーダーは「輪を大きく描く」ことが求められると思います。
小さな輪を描くリーダーの認識を図解するとこんな感じです。

輪が小さいために入れない人が生まれます。
「入ってこない」と悩んでいるが、実は事実上、排除しているということです。

大きな輪を描くリーダーはこんな感じです。

つまりラガードも仲間と認識しているのです。

人は不思議なもので、こちらが思った通りの人間になります。
ピグマリオン効果に近いと思います。
これは数々の実証実験で明らかにされています。
例えば、学校に赴任したばかりの先生に、無作為で選んだ数名の子どもたちを「この子たちは天才児だ」と伝えたところ、本当に成績が向上したという有名な実験があります。

邪魔者扱いすると本当に邪魔をするようになる。
仲間と観ると建設的な言動をしてくれる。
彼らを仲間と捉える姿を見た他の社員の活力も上がる。

う〜ん、難しいしリーダーの器が試されますね。

いずれにせよ、ラガードは集団保全のために自然発生するという認識を持つだけで、少しだけ意識が変わると思います。
それに腹を立てることは、「なんで雨が降るんじゃい」と怒るようなものだと思います(笑)

天に吐いたつばは自分に降りかかる、とはよく言ったものだと思います。

部下と集団はリーダーの写し鏡だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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