伸びる人材は「素直な負けず嫌い」
メンタルトレーニングの魔術師との異名を持つ西田文郎先生は、以前、僕に「伸びる人材は素直な負けず嫌いだ」と教えてくれました。
最近になり、その真意が分かるようになったんですが、これがとても洞察が深いので今日のブログに書きたいと思います。
素直な負けず嫌いという言葉は「素直」と「負けず嫌い」という真逆な性質を持つ言葉が同居する撞着語法です。
両方の性質を持つ人とはどんな人物なのでしょうか。
多くの人が、素直に対し「謙虚に人の話を聞く」という印象を持つと思いますが、実は、他にも「失敗を認める」「問題を直視する」という意味もあります。
伸びる人材にはこれがあるのです。
しかも、あっさり認めるのではなく、そこには「認める苦しみ」が伴います。
成果は行動の質で決まります。そして、行動はその人の考え方に基づきます。考え方→行動→結果という関係です。
だから、良い成果が出なかった時は、自分の考え方をも否定されたような気になるんですよね。
しかし、この苦痛は成長のために欠かせないことが学習サイエンスの研究で明らかになっています。
学習サイエンスでは、成長を「何かを加える」ではなく「変わる」と定義しています。
何が変わるかといえば「自分というシステム」です。
例えば、トラブルが起きた時に、他人のせいにしてきた人が、「自分事にする」ということができるようになること。
それは同じインプット(トラブルの発生)に対し、違ったアウトプットができるようになるということで、つまりシステムが変わったということです。
システムが変わるには、第一段階として、旧来のシステムの破壊が必要です。
だから痛みが伴うのです。
真剣に取り組んできた人ほど、強固なシステムが出来上がっていますので、それが壊れる時には大きな痛みが伴うのです。
そして、システムが壊れた時、人はようやく他人のアドバイスを受け入れるようになります。
僕が経営支援の仕事をする中で、最も手を焼くのは、システムが壊れていない人の支援です。
そういう人は、上手くいっていないのに「問題はない」と意地を張ったり、外部環境や社員に問題があると言い張ります。
システムを壊すのは本当に大変なのです…
「負けず嫌い」=真剣に取り組む人
「素直」=システムの崩壊を受け入れることができる人
素直な負けず嫌いが成長するカラクリはここにあると考えます。
実は、システムの崩壊は、崩壊するまでが苦しいだけで、壊れてみると大して痛くないことがほとんどです。
一歩を踏み出す勇気があれば、誰もがシステムのアップデートは可能だと考えています。
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