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変化に素早く対応できるチームにしたければ役職は決めない方が良い

何かをやろうと思った時に、すぐに実行に移せる会社は強いです。
成果は行動量と改善量で決まりますし、変化が激しい時代ではモタモタしていたら命取りになりますからね。
サッと決めてサッと動く…そんな組織にしたいところですが、それを邪魔するのが「組織」だと考えます。
組織の構造が邪魔をして行動に移せない、そんな状態に陥るのは大企業だけでなく小さな会社も同じだと思います。

やることに応じて自在に変化する組織にすることが大切だと考えています。

役職を決めずに、あえて不安定な集団にする

僕のブログでは「集団」という言葉を多く使います。
単なる人の集まりという意味です。
その理由は、やることが決まってからギリギリに組織されるという意図があるからです。
そもそも組織は何かを遂行するためにつくられるものですよね?
だから理想は、やることに応じ柔軟に組織が変わることだと思うのです。

逆に「組織ありき」では組織の都合が優先されてしまいます。
「それ、ウチの部署でやることなん?」って感じね。
それを調整するのはすごく労力と時間が要りますから、組織化された時には「時すでに遅し」ってことになっちゃう。

「やることがあり」→「組織がつくられる」
「やることが変われば」→「違う組織体になる」
これが理想だと思います。

しかし、理屈では簡単なことを難しくているのが役職・肩書の存在です。
無理もないですよね?
昨日まで部長だった人に「やることが変わったから今日からヒラになってくれ」ってのはひどい話です(笑)

大きな企業では難しいと思いますが小さな会社では肩書はつけない方が良いと考えます。
でも、中小企業の社長の中には役職をつけるのが好きな人も多いと思います。
僕もそうでしたが、何となく立派な会社になったような気がするんだよね(笑)

役職を決めずに、あえて不安定な集団にすることが大切だと考えます。

アイデア出しから組織化までを自律的に行う集団にする

役職がない代わりに、大まかな役割を持ってもらうことだと考えます。
例えば、弊社には30人以上の新聞配達員のリーダー的な正社員がいますが、彼にも役職はありません。
ただ役割があるだけです。
「会社の未来を創るたくらみをする」という。
これが大きな違いを生むんです。
新聞配達部長なんて具体的な肩書をつけると、それに縛られてしまいます。
新聞を配ること以外は関係ないってなる。
それが「たくらみ係」とすると可能性が広がり、例えば、地元の農家が育てたお米を宅配するというたくらみができるようになります。

結果的にお米の配達組織ができるわけですが、それはやることが決まってからギリギリに組織化されるってわけです。
宅配はパートさんが担当していますが、彼らにも肩書はありません。
職務は固定化されていません。
ただ「業務の円滑に行う」という役割があるだけです。
だから素早く対応できるのです。

この状態を実現するには、やることをトップダウンで決めないことです。
たくらみ係(世間的には経営幹部と言われている)と共に会社の未来を描くことが大切だと考えています。
例えば、弊社では僕は「こんな会社にしたい」という漠然とした思いしか語りません。
具体的なビジネスモデルはたくらみ係と一緒に考えます。
そうするとアイデアが出た時には、同時に誰が何を担当するかも決まります。
これが「自己組織化」です。
アイデア出しから組織化までが速いし、みんなが主体的に決めたことだから実行力が違ってきます。

僕が集団という言葉を使っている理由がお分かりいただけましたでしょうか?

役職を決めないと変化に即応できる集団になる。
スタッフが主体的に担当を決める、自己組織化するチームになるってわけです。

自分で決めると仕事が愉しくなる。
責任も生まれる。

やることに応じて自在に変化する組織が時代に合っていると思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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