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社員が暇なく働いている会社は、潰れてしまう危険性がある

社内に、暇な人がいる状態が理想です。
え!?と思うかもしれないけどそうです。
社長はせっかちでバリバリに働くのが好きなだから、社員みんなが手を休めることなく働いていると満足します。
あ、僕がそうだったからね(笑)
でも、そうじゃない。暇な社員がいる会社が成長します。
 
今日は2つの理由から、それを説明しますね。

経営業績は「流れ」で決まる

僕は今、「たくらみ屋」という秘密結社を作ろうとしています。
意図をもって仕掛けて成果を創る…これが「たくらみ」の定義です。
社員がやらされではなく、自ら進んで仕事に夢中になるためには、たくらみが必要だと考えています。
 
秘密結社の構成員の1人に森本繁生さんがいます。
企業再生、活性の魔術師だと僕は思うんですが、彼が持つノウハウに「TOC」というものがあります。
IMG_2285
世界的に読まれている著書「ザ・ゴール」に登場するノウハウですが、これが凄い。
簡単な事例で説明しますね。
ある服屋さんの業務は、①服を仕入れる→②商品の写真を撮影する→③営業が販売する、だとします。
で、それぞれの工程でこなせる仕事の量(1日あたり)が①が10個、②が5個、③が10個だとします。
この会社がお客様に商品をお届けできる能力は…1日あたり何個?
 
5個ですよね?
一番細い部分がこの会社の能力を決めるから。
で、こういう会社は、②の撮影班がヒーヒー言って忙しく、③の営業が暇だったりします。
だったら、暇な営業マンに撮影の研修を受けてもらい②の流れを良くしたら、それだけで売上が上がりますよね?
 
流れを良くするには「余裕」が必要です。
部署によって忙しい時と暇な時が、1日の中にも年間を通じてもありますから、適度の余裕があると調整が効くのです。
 
さて「暇な人」をさらに深く考えたいと思います。

未来を創る社員は暇になることで得られる2つのメリット

よく、社長が新しいことに挑戦しようと思っても「今の仕事で手一杯なのに無理だ」と現場から反発される事があります。
それは愚痴でも文句でもなく、本当にそうなのです。
そこで、指示ゼロ経営では「職務拡大」という仕事を社員にしてもらいます。
要するに「暇ができるよに、自分の仕事を見直す」ってことね。
 
対象は現場の作業員ではなく、会社の未来を創る立場の社員です。
手順はこう。
1、仕事のリストラを行う。
今やっている仕事の中でインプットに対しアウトプットが少ない作業を即刻中止する。
例えば、以前にお邪魔した会社で、女性社員がなにやら凄い資料をPCTで作っていました。
色分けされた円グラフなどがあり、さぞかしすごい資料かと思いきや…
お茶くみの当番表だった(笑)
不公平があるといけないから完全な当番表を作っているそうです…
 
やめい!!
 
2、残った仕事をもっと楽にできるように改善する。
3、部下の仕事のリストラも考える。
4、自分の仕事を部下にお願いする。
 
これで相当、暇になります。
 
時間的、精神的余裕がないと、創造的な仕事はできません。
なので、会社の未来を創る立場の社員には、職務拡大をしてもらい暇になってもらう必要があるのです。
 
で、彼らに、忙しくてヒーヒー言っているところにヘルプに入ってもらいます。
 
例えば、今、弊社では年賀・喪中印刷が忙しいのですが、正社員が作業のヘルプに入って流れを良くしています。
 
未来を創る立場の社員には暇になってもらう。
未来が創れる上に、今の業務の流れが良くなり、すぐに成果が出る。
 
職務拡大は、多くの会社にとっての課題だと思います。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごしくださいね!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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