*

社員の自立は、手を離し目を離すが心は離さないことで育つ

公開日: : 最終更新日:2016/12/15 人材育成, 組織育成, 自己決定理論(SDT)

自立した社員を育てるには、社員との距離を徐々に離していくことが大切です。
いつまでもベッタリと関わっていると依存関係に陥ってしまうからです。

もし、今、社長が現場にいないと業務がまわらないのだとしたら、計画的に距離を離していくことをオススメします。

今日は、社員の自立を促すための上手な離し方について考えたいと思います。

成長段階に応じて距離の置き方を変えていく

以前にPTAの会議で中学校に行った時に「なるほど〜」と膝を打つ明言を見つけました。

IMG_9433

「赤子には肌を離すな」
「幼児には手を離すな」
「子どもには目を離すな」
「そして若者には心を離すな」

発達段階に応じて距離の置き方を変えていくという考え方です。
これは「離すな」と説いていますが、逆の見方をすれば「離し方」を説いているのです。
「段階を踏んで離す」ということです。

これは社員の育成にも言えると思いました。
「肌を離さない」ってのはセクハラだけど(笑)徐々に離していくことが大切です。
社長がいないと業務がまわらないというのは、お母さんがいないとご飯も食べられない子どもと同じですからね。

まずは、手取り足取り教える段階があります。
それをマスターしたら、手は離すが目を離さない段階に入ります。
次に「目を離す」段階に入りますが、それができないと社長がいないと業務がまわらないという状態になります。

ここが社員が自立するかどうかの分かれ道です。

目を離すと自律型組織になる

目を離すことは完全に任せることを意味しますが、ここで任せるという事を深く考えたいと思います。
「何を任せるのか?」ということ。
目を離す段階で必要な”任せる”は「仕事のコントロール」です。
自分でやり方を決め、実行し、改善するという一連のプロセスを丸ごと任せることです。

何かある度に社員から携帯電話が鳴るのは、やり方を社長が決めているからです。
あるいは社員が「任された」と認識してないから。
任されるということは、それを自分で考える責任を負うことだからね。

さて、目を離し社長がそこにいなくなることでチームが育つようになります。
個人だけでなくチームが育つ。
なぜならば、社長がいないと社員間の相談や学び合いが増えるからです。

とても自然なことだよね?

社員は上司からではなく仲間から教えられる方が学習します。
仲間には教育の義務がないから、能動的に教えを請うからです。
教えた方は一番学びになります。
さらに互いが何をやっているかが分かり、全体の調和がとれるようになります。

つまり、目を離すことで自律型組織になるのです。

ここを1つの目標にしてはいかがでしょうか?

誰も縛らない、誰にも縛られないあなたが大好きです!

それではまた明日!

The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • google
  • feedly
  • livedoor
  • rss
社内に「2人の役者」が揃った時に集団の変革が起きる

人の集団が一瞬にして変わることはほとんどありません。 危

相手のことを知り尽くさないと「たくらみ」はできない

最高のサービスとは、相手に「そうきたか!」という驚きを提供できるも

新プロジェクトを成功させるために、初期段階でやるべき2つのこと

仕事は結果がすべてです。 だからこそ、そのためには過程を

【受付中】指示ゼロ経営ショートセミナー in 大阪

【指示ゼロ経営って何?】~指示待ち社員が自分で考え動く社員になる~

経営は「自分の望み」を「みんなの望み」に昇華される営み

成長する事業かどうか?のモノサシの1つは「メディアが取り上げる」「