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社員教育が上手な社長は、自分は黙り社員に喋らせている

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人の学習理解・習得には段階があります。
「知らなくて、できない」→「知っているけど、できない」→「知っていて考えながら行い、できる」→「考えなくてもできる…身に付く」

この過程を加速されるのが「自らが手・口・足を使い学ぶ」というものです。

いい話でも、聞いているだけでは退屈しますよね?
最も学習効果が高まるのは自分で話す、行動する、そして何よりも「人に教える」ことです。

社員同士で教え合う、学び合う環境をつくると社員の成長は加速します。

聞いている時よりも教えている時の方が学習する

 

僕がそのことを思い知ったのは夢新聞です。
数年前までは、授業の最初に夢新聞の書き方を子どもたちに一方的に説明をしていました。
で、「それでは始めてください!」というと…
「先生、質問です!」と質問攻めに遭うんですよ。

しかも、オレ、先生じゃないし(笑)

質問に答えているうちにチャイムが鳴り、完成させられない子が続出しました。
夢新聞の書き方はそんなに難しいものじゃないですよ。
それでも「一方的に聞く」というスタイルでは理解されないのです。

そこで方法を変えました。
僕は教員ではないので「教えるプロ」になるのではなく「学び合う集団づくりのプロ」になると決意したのです。

例えば、事前に書き方を説明したシートを渡して予習してもらいます。
で、当日は、冒頭に5分間の時間で、書き方をお友だちに教え合うようにしたのです。
具体的には、お友だち2人に教え、了解のサインをもらうというやり方です。

これが効果テキメン。
今までがウソのように習得するのです。

それでも分からない子から質問を受けた時は「お友だちに聞いてみて」と言います。

人に教えることで、こんなにも学習するのだと実感しました。

社員が主体になり教え合う仕組みの創り方

 

さて、これを企業内でもやりましょう!という話です。
多くの企業は社長・上司がしゃべりすぎ、教えすぎだと考えています。

これを書いていて気付いたのですが、職人の世界(徒弟制度)は教えずに自分から盗ませますよね。
あれって先輩のやっていることを自分なりに盗み、それでも分からないから仲間に聞くという構造になっているのだと思います。

社員教育の方法が変わります。
直接伝えなくても、プリントで十分なものは事前に渡し、各自学んでもらいます。
その後、それを仲間で教え合うという方法でみんなが習得します。

社長でなくても、すでに知っている社員がいたら、その人に話してもらう。
そして、聞いた人は仲間で教え合うことで習得する。

要するに、これまで社長・上司が喋っていた時間を減らし、その分部下に喋ってもらうということ。

社長・上司が10分喋り、それを10人の部下が黙って聞く。
10人の社員が10分間教え合う。

喋りの総量は10倍になり、数倍の学習効果が得られると考えます。

社長・上司ばかりが喋っていると、成長するのは自分ばかりなんて事になりますよ。

「社長は黙る」「社員が喋る」

社員教育の鉄則です。

今週は、少し静かにしてみてはいかがでしょうか?

 

それでは素敵な週にしてくださいね!

また明日。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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