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企業は長期視点で経営しないと繁栄しないようにできている

明日、明後日と沖縄で2連続セミナーで、今から出発します。
信州の朝は氷点下ですが、向こうは相当に暖かいんだろうな!

さて、売上を失うのは怖くないが、お客様を失うのは幽霊よりも怖い、そう考えています。
売上の源泉はお客様ですからね。

ちょっとしたミスで失うこともありますが、それよりも会社の方針ミスで失うことが多いし、それは現場レベルではカバーできません。
方針ミスの最たるものは、短期の売上・利益を追求することにあると考えています。

今日の記事は、短期利益を追求すると結果的に損をするという話です。

chouki

短期目標が次々に降りてくる無限地獄

僕の大学時代の先輩に大手ハウスメーカーで営業をやっている方がいます。
以前に飲んだ時に、目標をクリアすると、すかさず次の目標が降りてきて無限地獄だと言っていました。
もう、何のために仕事をしているか分からなくなったと。

一部上場企業なので四半期ごとに決算を組みますので、その都度目標が与えられるというわけ。
辞めちゃえばいいのに、と思いましたよ。
仕事は人生を豊かにするためにあるのであって、数値を上げるために人生があるのではないと思います。
ま、それは中小企業のオーナー社長だから言えることかもしれませんが。

さて、先輩のような状況に身を置くとどうなるか?という話ですが、企業の長期繁栄とは全く逆の活動をしてしまうんです。

2つの欠点があります。

自分たちのペースで地道に成長する長期視点を持つ

1つは、短期目標を与えられると、繁栄の原則である「損して得を取れ」ができなくなります。与えたものが返ってくるまでには時間がかかりますが、待っていられないから無理をする。
無茶な売り込みをして、売上の源泉であるお客様を失うのです。

もう1つは、社員の創造性が破壊されるという欠点です。
創造性は、思考が短絡的になると阻害されることが数々の研究で分かっています。

ローソクを使った面白い実験があるので、詳しくは以前の記事を読んでね!
「報酬でコントロールすると、創造的な仕事ができなくなる」

要するにアメとムチで人を釣ると、目先の利益や恐怖に翻弄され、思考が短絡的になりクリエイティブな思考ができなくなってしまうのです。

創造性は未来を創る最大の財産です。
短期利益を追求するというのは、長期繁栄を放棄することを意味すると言っても過言ではないと考えます。

上場企業とは別の理由で中小企業が短絡思考に陥ることもあります。
その典型は、未来を創る仕事をサボった結果、気が付けば火の車という状態です。
「とりあえず凌ぐ」を毎日繰り返さざるを得なくなって、結果的に未来を創れなくなるのです。
時間的にも気持ち的にも。

そうなると大手術が必要になり、多くを失うことになります。

中小企業は、オーナー社長であること多いので、自分たちのペースで地道に成長する長期視点を持ちやすと思います。

未来の開花のための種をまける経営です。

「今日のための仕事」と「未来を創る仕事」がバランスよく存在するようにしたいですね。

大手術が必要ないように、日々のメンテナンスをすることです。

それでは、今日も1日がんばりましょうね!

また明日。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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