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永く繁栄する企業が持っている視点 〜気持を媒介しにした交換活動〜

お客様に野菜などをいただくこと(物納)ってないですか?
それは、とても良い傾向だと考えていますし、さらなる企業繁栄が予測されます。

なぜなら、等価交換になっていない…あなたが提供した価値が代金を上回っている証拠だからです。

今日は、物納現象を目指しましょう、さらに、そこから商売の姿を変革しようという話です。

なぜ、その会社はお客様から野菜をもらえるのか?

先日、とある会議で表彰が行われました。
受賞したのは大ベテランの新聞店経営者です。

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受賞の挨拶でこんなことを言っていました。

商売は本当に愉しい。お客様の家に集金に行く度に野菜などをいただけて、地域の方に支えられてここまで来た、そんな感を得ています。

物納です。

「与えたものが返ってくる」と言いますが、それを社会心理学で「返報性の原則」といいます。
要するに「良い事も悪いことでも、あなたが与えたものと同じ価値を相手が返してくれる」という法則です。

つまり、受賞者の方は、野菜の分だけ提供した価値が大きかったことを意味するってこと。

僕は、これが商売を次のステージに底上げする原動力になると考えています。

具体的には、別の商品を紹介すると、野菜の分だけ、それを買うという行為で返してくれる可能性があるのです。

実際に、弊社では物納現象が起きた後に、書籍の販売を開始しましたが、やっぱり受賞するほどに売れました。
これはチラシの出来映えよりも、お客様との関係性によるものだと実感しています。

関係性で成り立つ企業は、今扱っている商品が廃れようともやっていける

じゃあ、お客様に提供した「プラスαの価値」って何でしょうか?
僕は、多くの場合、損得勘定を超えた人間関係の中で生まれた価値だと考えています。

要するに「あなたが好き」ってこと。

受賞された方がコメントで「実直にやってきただけ」と言っていましたが、地域の方はその姿を見て応援したくなったのだと思います。
好感、共感、信頼…

この価値は大きいですよね?

商取引の関係が「モノに対して対価を払う」ではなく「あなたから買いたくて、新聞をとっている」となります。

言い換えますと「あなたに支払っている代金が、たまたま新聞代だった」という構図です。
つまり、支払っているものが変わる可能性だってあるのです。
もし、この先に新聞が読まれなくなる時代があったとしても、「あなたから別の商品を買う」という事が起こる可能性があるということ。

モノを媒介にした取引と見るか、気持ちを媒介にした交換か、という話です。

だから、商売は、今いるお客様を大切にしながら、その方に喜んでいただけるものを開発していく営みだと思うんだよね。

そして気がつけば、業態が変わっている。

永く繁栄する企業の視点だと考えます。

いや〜、ベテランの方の話には含蓄がありますね。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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