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社員の「気付き力」を高めた1冊のノート

人間は知っている事を他人に話したい生き物です。
例えば、友人と会話をしていて、話題の中に自分が知っている事が出ると、話したくてウズウズしますよね?

そこで張り切りすぎるとウザい奴になっちゃうんだけどね(笑)
Facebookのコメントでも、知ってるぞアピールってありますもんね。

それって「自分は知っているんだぞ!」という見栄心と、人の役に立ちたいという思いの両方がありますが、その欲求を組織づくりに活かさない手はありません。

誰でも簡単に人の役に立つ行為ですが、それが社員の自尊心を高めるし、「気づく人」になる効果があると考えます。

中小企業は情報共有が苦手

時々、アップルのサポートセンターに問い合わせをすることがありますが、ものすごく情報共有ができていると感心します。
履歴の記録が仕組み化されていて、とってもスムーズです。
次に問い合わせをした時にも経緯を分かってもらっているので、同じことを何度も説明しなくていい。

でも、中小企業ってそれがなかなかできていない。
ウチもそうでした。
例えば、お客様から「新聞をポストじゃなく玄関先の箱に入れて」といったお願いの共有ができていないためにクレームになることがありました。
クレームを受けた人は経緯を知らないから、もう一度お客様に喋らせないといけません。
そりゃ怒るわな。

で、当たり前のことですが共有の仕組みをつくりましたが、それだけでクレームが激減しましたし、もしあっても必要以上に怒られることが減りました。

こうした情報共有は、お客様に迷惑をかけてはいけないという義務感から行われるのですが、より積極的な共有が社内にはあります。

情報共有をすることの2つのメリット

配達員が休みの時は別のスタッフが代わりに配るのですが、スタッフ間の情報共有…例えば「◯◯さん宅は昨日からリフォームが始まっていて、足場が悪いから注意して」とか「ポストの場所が変わって、雨に濡れやすいから気をつけてね」なんていうコミュニケーションもあります。
親切心からの情報共有ですね。

今までは、そうした小さな情報は口頭で行われていたのですが、それを仕組みにしました。
それが、主任の竹村くんが発案した「連絡ノート」です。

IMG_7555
全員分のノートが用意されています

始めて間もないので、やる人とそうでない人がいますが、やっている人には確実に良い変化が出ていると感じています。

1つは、自分が知っている事を教えて、それで人の役に立つことで自尊心や肯定感が高まる効果です。
精神的に健康になる。

もう1つは、ちょっとした変化に気付くようになったことです。
いつも付いている玄関の電気が消えているとか、犬が新しくなったとか、奥さんが新しくなったとか(笑)

何かの役に立つものばかりじゃないけど、そういう習慣が身につくのは大きいと思います。
ちょっとした気遣いこそ嬉しいわけですが、それって気付くことからすべてが始まるからです。
で、何で気付くかって、それを教える相手がいるからです。

そんなコミュニケーションから、新しい取り組みが発案されたらいいな、と思います。

それでは今日も素敵な1日を。

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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