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ファンも増え、社員の離職率も下がる「属人経営」という考え方

先日、盟友、かっちゃん(勝村大輔)の「フロリダセミナー」に参加しました。

かっちゃんのブログはこれ!
http://www.marketinglabo.jp
そこで彼のお弟子さんの事例発表があり、今日はその気付きを書きます。

「人に任せるのが怖い」と感じている方に読んで欲しいと思います。

公私混同を歓迎する組織になる

「人と業務を切り離す」という考え方をご存知ですか?
誰がやっても均質なサービスを提供できるように、人に依存しないという考えです。
「属人的経営はダメ」なんて言われます。
僕は、その考えに反対なのですが、理解が出来ないわけじゃありません。
その人にしか出来ない仕事を作ったら、その社員が辞めたらお客様に迷惑がかかると心配する気持ちは分かるもん。さらに、社員が強くなることへの恐れとか。

でも、それだと「おもてなし」などのマニュアル化できない高度なサービスは創造できません。
社員がその時に気付き、判断し、個性を活かして、即興的に生み出すサービスは「信頼して任せる」ことから始まります。

さて、かっちゃんのお弟子さんは斉藤勝也さんと言います。
ブログはこれ!
http://ameblo.jp/kahimahayu/
斉藤さんは経営者ではありません。
クリーニング店の社員さんなのです。
かっちゃんのコンサル料金も全部自腹です。
凄いよね!

IMG_6503

ブログやSNSを活用して、自分の個性を活かして仕事をしています。
いち社員がガンガン発信をしているわけですから、当然プライベートな発信も混じりますよね。
布袋寅泰が好きとか(笑)

公私混同だから会社から注意を受けたこともあったそうです。
でも、上手く折り合いをつけて発信を続けています。
するとどうなるか?
斉藤さんのファンができて(会社のファンじゃなくて)指名で受注が入るのです。わざわざ遠くから宅急便で服を送ってくる人もいる。

斉藤さんはすごく嬉しそうにそのことを語っていました。
そりゃそうだよね。
お客様はクリーニングを依頼したのではなく、斉藤さんにお願いしたのだから。
もっといい仕事をしようという内発的なモチベーションが生まれます。
すごく良い事ですよね?
でも、経営者の中には、冒頭の理由でそれを認められない人もいます。

社員に依存しても会社は弱くならない

僕はそれでも社員の個性が活きる仕事が良いと考えています。
確かに社員にファンがつくとその社員がやめた時にお客様が流出するリスクはあります。
でも、すごく単純な論理ですが、そもそもファンがいないような会社じゃダメじゃないですか。
リスクがあっても、そっちの方がはるかに儲かる。
そう考えます。
そして、お客様は企業のファンではなく、そこで働く誰かのファンになるものです。
会社の方針が好きというのも、方針を出している社長のファンってことだから。

そしてリスクを軽減することもできます、というかリスクが少ないのです。
誰だって、自分の個性を認めて自分のファンをつくれる会社で働きたいですよね。
だから、そういう会社は離職率が低いのです。
独立する人もいますが、圧倒的に文化が守られるのです。

個を認めない企業は、ファンもいないし社員も離れていく。

それでもリスクを低減させたければ、実践知の共有を行うことです。
「おもてなし」などの高度なサービスは、覚えてできるようになるものではありません。
実践しながら身に付ける、仲間のリアルな実践を見て盗むもの。

感性で学ぶものには実践知の共有が必須ですが、それが結果的にリスク低減に繋がります。
弊社の出入りの業者さんは、担当者が変わると当然「芸」は変わりますが、前任者の芸も知っているので安心ですし、楽しめます。
例えるなら、仮面ライダーが新しくなった時のようなワクワク感かな。

企業は社員の個性を認め、任せた方が上手くいく。
「属人的」というのはこれからの時代のキーワードだと考えています。

それでは今日も素敵な1日を!

斉藤さん、かっちゃん、ありがとね!

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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