待てないことで失っているこれだけの富
現代人が失った能力の最たるものは「待つ」ことだと思います。
クリックした時に、5秒もページが変わらないと「もういいや」と飛ばしちゃう人は多いと思います。
僕のことですがね(笑)
僕のブログは、比較的文字量が少ないのですが、自分を基準に考えた結果なのです。
ちなみに。TikTokは、最大10分間の動画を投稿できますが、15秒じゃないと観てもらえないと言います。
現代人はせっかちなんですね。
特に、ビジネス現場ではスピードは最も重視されます。
特に、意思決定の速さで、意思決定が遅いヤツは仕事ができないダメなヤツと評価されてしまいます。
「早く決めて!」「結論から言って」と急かす人は多いですよね。
これには、「タイムイズマネー」…時間=コストという考え方がベースにあります。
しかし、意思決定の速さが悲劇を生むこともあります。
方向性が正しい時は、意思決定を素早く行うことで成功しますが、もし方向性が間違っていたら、地獄への道のりを早足で歩くことになってしまいます。
今、多くの産業でビジネスモデルが賞味期限切れを起こしています。また、社会の前提…例えば、「成長し続けることは良いことなのか?」「お金が増えれば幸せなのか?」といった価値観が変わりつつあります。
また、変化が激しいので、当初の意思決定を変える必要に迫られることも増えました。
そんな時代では、一度立ち止まって考える力、性急に答えを求めず考える力…「ネガティブケーパビリティ」と呼ばれる力が求められます。
例えば、トヨタ自動車は、世の中が電気自動車に転んでも、水素自動車に転んでも、ハイブリット車に転んでも対応できるように、準備を整え待っていますね。
i phoneが完成した際、周囲が「早くリリースを」と急かすのを、ジョブズは「まだ早い」抑え込んだと言います。その理由は、当時の人々は物理ボタンに慣れており、タッチスクリーンが受け入れられるにはもう少し時間がかかると判断したからです。
そこで、i pod touchで、タッチスクリーンに慣れるまで待ったと言われています。
ネガティブケーパビリティは人材育成にも求められます。
世の中に流通している様々なノウハウは、限られた時間で、効率的に答えを出す。…「ポジティブケーパビリティ」の発想で開発されています。
しかし、それでは大器晩成型の人材は育てることはできません。
人によって成長カーブは違います。
早熟型もいれば、大器晩成型もいます。
待てないリーダーのもとでは、早熟型しか育ちませんし、自分の想像を超えた人材は育ちません。
エジソンもアインシュタインも大器晩成型でしたが、彼らの才能の開花を信頼し待ったのは母親でした。
あなたの職場にも、待てば育つ逸材がいるかもしれません。
待つ時間をコストではなく、投資と捉える感性が求められます。
今日1日「待つ」を意識してみてはいかがでしょうか?
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