「自前のベーシックインカム」を実装し長期的な繁栄を実現する
「ベーシックインカム」に対してどのような意見をお持ちでしょうか。
賛否両論ありますが、確実に賛成派が増えていると感じています。
昔は「働かざる者食うべからず」が常識でしたが、今は「働かざる者飢えるべからず」なんですね。
ベーシックインカムは、社会保障的な文脈で語られることが多いのですが、より積極的、創造的な意味合いで議論する人たちがいます。
それは、「生活が安定することで、より大胆な挑戦をすることができる」という意見です。
このことは、成功した起業家を見ると分かります。
私たちは、成功する起業家に対し「リスクを負って大胆な挑戦した人」というイメージを持っていますが、実際はそうではないようです。
経営学者のジョセフ・ラフィーとジー・フェンの調査によると、安定した収入を持ちながら起業に挑戦した人の方が成功率が高いことが分かっています。
アインシュタインは特許庁で審査委員を務めながら、後にノーベル賞を受賞することになる「光量子仮説」の論文を書きましたし、坂本龍一さんは、スタジオミュージシャンをやりながらテクノミュージックに挑戦しました。
安定した収入があるから大胆な挑戦ができるということです。
現在、ベーシックインカムは社会に実装されていませんが、企業単位で、それに近い基盤を作っている会社があります。
それは、「好かれる、信頼される、共感される」の3つで成り立つ顧客との関係性に基づきます。
関係性ができると、顧客は、その企業が勧めるものを安心して買うようになり、業績が非常に安定します。
度々、僕のブログで紹介する、新潟県五泉市でスーパーマーケットを経営する鈴木紀夫さんが、まさにその領域に達しています。
お店に行くと商品にPOPが付いているのですが、そこには例えば…
「ワインってどれがおいしいのかわからん。」というワイン初心者の店長が初めて「あ!おいしい!」と思ったワインです。
といった文言が書かれています。
普通であれば、ワイン通を装いたくなりますが、彼は正直に「ワイン初心者」と名乗るのです。
POPの文言ではなく、関係性で売れているのです。
このPOPを見た経営コンサルタントの多くが、POPづくりのセオリーからあまりに外れているため驚くそうです。
関係性をつくるためには、自分たちの人となり、自分たちの思い、自分たちの商品・サービスに関する情報を発信し、顧客と交流をすることが欠かせません。
鈴木さんは、発信と交流の積み重ねにより確かな関係性を作ったのです。
そのおかげで、ライバルや景気の動向に左右されることのない安定した経営が実現し、その安定をベースに次から次へと新企画を打ち立てています。
ベーシックインカムに近いものを自社で実装することができるという好例です。
長期的な繁栄を目指すなら、時間をかけて顧客との関係性を熟成させることが大切です。
急に変わるものは、すぐに元に戻ってしまう。
大切なことは時間がかかる、そう心得ることが大切だと思います。
だからこそできるだけ早く取り組むべきではないでしょうか。
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