企業は「無関心な社員」と「傲慢なリーダー」のマリアージュでおかしくなる

企業は「無関心」と「傲慢」でおかしくなります。
無関心とは、「自分には何かを変える影響力はない」と諦め、関与しなくなることを言います。
「どうせ投票しても変わらない…」と選挙に行かない人たちがこれにあたります。

傲慢とは、無関心な人たちを見て「こいつらダメだ。私がしっかりせねば」という間違った責任感を持つ状態です。
互いの態度が互いの考え方を作っている。つまり、互いがシステムの一部として、今の現実をつくっている立役者なのです。

ダメな企業は、「無関心な社員」と「傲慢なリーダー」のマリアージュで出来上がるのです。

では、誰が変わればダメなマリアージュは解除されるのでしょうか?
傲慢なリーダーは「私の手で変える」と言いますし、無関心な社員は「社長が変われば」と言い、ダメなマリアージュに拍車がかかります。

この不条理から脱するためには「誰がボトルネックなのか?」という発想を捨て、「全員がシステムの一部」という認識を持つことが大切だと思います。

無関心な人は、自分がシステムの一部という自覚がないから、「自分以外の誰かに原因がある」と考え、自分が変わることを拒否します。
傲慢なリーダーは、「自分がシステムを決定づける存在」だと思い込んで、メンバーの関与を排除してしまいます。

特に、日本人は「権力格差」が大きく、こうなる危険性が高いと言われています。
「権力格差」とは、権力がある人と無い人の格差という意味ではなく、「権力に依存する度合い」を指します。
権力格差が大きな国や組織では、民(メンバー)は「上の者がしっかりしてくれなければ世界はよくならない」と考えます。同時に、権力者に対し「ある程度は富を独占してもよい」とも考えます。
したがって、組織構造はピラミッド型のヒエラルキー型になります。

ちなみに、日本の権力格差は、先進国の中では比較的に高い位置にあります。それは水戸黄門や大岡越前が好きというところに表れていますね。

よく「トップが変わらない限り組織は変わらない」と言います。その通りだと思いますが、これを権力格差が大きな文脈で解釈すると、バカなリーダーのもとで働いている人たちは永遠に救われないことになりますし、リーダーも永遠に救われません。

格差が小さな組織では、トップの考え方が変わるキッカケを社員がつくったというケースが多くあります。積極的に関与するメンバーと、謙虚なリーダーのマリアージュの結果です。

ちなみに、権力格差を研究している、オランダのリンブルフ大学によると、権力格差が小さい組織…つまり「謙虚なリーダー」と「積極的に関与する社員」で成り立つ組織の方が、知的生産性が高いことが明らかになりました。

リーダーもメンバーも、影響力の差はあれどシステムの一部であり、相互に影響を与え合い、今の現実をつくり出しています。

今日の記事は、是非、メンバーみんなで共有していただき、理想の組織文化を考える機会にしていただければ幸いです。

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それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!