みんなで決めることで、組織がバカにならないために

みんなが参画することは、とても大切なことです。
リーダーの独断で決めるよりも納得度が違います。納得度が高まると行動が変わります。自分事になるんですね。
リーダーの限界を超えた素晴らしいアイデアも出ます。

しかし、ここに罠が潜んでいます。
それは「みんなで決めると、当たり障りのないつまらないものができる」ということ。
「合議の弊害」と言われます。
一度や二度、そんな経験ありませんか?

指示ゼロ経営は「三人寄れば文殊の知恵」の経営ですが、合議の弊害には最大級の警戒をしています。
特に、日本は村社会で、飛び出ることを嫌いますので、なあなあ、最大公約数的なアイデアしか出せないことが多いと感じています。

斬新なアイデアは「たった1人」から生まれることが多いです。
ただ、それが独裁ではなく、最終的に「私たちのアイデア」として共有されることが大切です。
共有されないと、メンバーがアイデアを自分事にせず、行動力が落ちてしまします。

イノベーションが起きるのは…

「少数派の意見を多数派が認めた時」

そのためにやってはいけないことがあります。
「多数決」です。


多数決が有効なのは、「投票する1人1人が独立している場合」例えば赤の他人である場合、そして「集団に多様性がある場合」だと言われています。

しかし企業や学校のクラスなどはそうではありません。
しがらみもあるし、一緒にいる時間が長いので、同じような考え方になり多様性は失われます。
だから多数決はご法度。
対話を重ねるしか方法はないと考えています。

最初から「みんなが納得する案」を出そうとせずに、自由に発言し混乱させることが大切です。

そのためには、互いを尊重し自由に発言しても分断しない関係性があることが欠かせません。
また、全員の意見が必ず表面化するように、意見は付箋などに紙に書くことも大切です。

斬新なアイデアが話し合いのテーブル上に上がり、「それ、良くねぇ?」とアイデアにフォロワーが付いた時に、ビックバンが起こります。
そこから議論が始まり、「やってみるか!」という合意形成がなされれば大成功です。

□みんなが参画することは大切、でも村社会になりやすい。
□自由に発言できる雰囲気や、付箋を使った工夫などが欠かせない。
□少数派のアイデアを多数派が受け入れた時に、組織は革新を起こす。

会社という集団は、よほど気をつけないと、みんなで決めることでバカになってしまいます。
今日の記事は、社内のみんなで共有すると良いと思います。

では、今日も素敵な1日をお過ごしください。

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