人を巻き込むリーダーの「単純だけど簡単じゃない」行動学

何かの活動を広げたいと思ってもなかなか賛同者が現れないことがあります。
例えば、整理整頓の徹底や挨拶ができる職場づくり、自発的に動く習慣などを推進しようする時などです。

リーダーがそうした事を広げようと思うのは、自分がそれを良いと思ったからです。

僕は、自分が良いと思ったことは、「ひたすら自分が勝手に楽しめば良い」と考えています。
それが結果的に他者を巻き込むことに繋がると思うのです。

広がらない最大の原因は正義の押しつけだと思います。
自分の中に「こうあるべき」…正義があると、それに反する事をしている人たちを見て怒る人がいますが、それでは極端な思想の持ち主が集まりカルト化するだけで広がりは実現しないと思うのです。

例えば、30歳くらいの時に、僕がその状態に陥りました。
友人に誘われ、イエローハットの本社で早朝に行われる掃除体験に参加しました。
凄いんです。
社員さんが大勢で駅から会社までを掃除するんです。
何人かと話をしましたが、みんな掃除を楽しんでいました。

その日はとても運良く、創業者の鍵山秀三郎さんも掃除をされていて、掃除が終わった後にお話をお聞きすることができたのです。

僕はすっかり影響を受け、翌日から会社の周辺とトイレを掃除をするようになりました。

「オレが率先して掃除をすれば社員たちもやってくれるだろう」

そんな考えがありましたが、しかし、一向に賛同者は現れません。
そこで会議でそれとなく掃除の大切さを説いたりもしましたが効果はありませんでした。

賛同者がいないと孤独になります。
そして被害者意識が芽生え始めました。

「何でこんなに一生懸命にやっているのに社員たちは無関心なんだ」と。

そんな日々が続きましたが、ついに「その時」がやってきました。
ある朝、会社の周りのゴミ拾いをしていたら、僕の真横でクルマからタバコを捨てた男がいたのです。
僕は瞬間湯沸器のように激怒しました。
遠ざかるクルマに向かって「ふざけんな、馬鹿!!」と叫びました。

数日間、鬱々とした気持ちが続きました。
「なんで社員は賛同してくれないんだ。なんで世の中、ゴミ捨てをする馬鹿ばかりなんだ」

そんな時に、鍵山秀三郎さんと一緒に掃除をした時のことを思い出したのです。
鍵山秀三郎さん、朝一番にタバコの吸がらだらけの道を見るなりこう言ったのです。

「うわ〜、今日もすごい吸いがらだな〜」

とても嬉しそうにおっしゃったのです。

この出来事を思い出し、僕は気づいたのです。
鍵山さんは掃除が好きなんだと。
だから、極端に言えば、道を汚してくれる人に感謝さえしているのではないかと思ったのです。

僕は学びました。
僕は社長が率先してやることで社員にもやらせようという意図をもって我慢してやっていたんだと。
それでは広がるはずがないと気付いたのです。

「自分が勝手に楽しむ」…口で言うほど簡単ではありませんが、物事が広がる原則だと気付いたのです。

どうすれば楽しめるか?
それは深すぎて僕の力では言葉で表現できません…

それでは今日も楽しい1日を!

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