「あなたには軸がない。何がやりたいの?」と批判された時にはこう考える

自分の軸を持ちブレないことが大切だと言われます。
僕が尊敬する方はみんな自分の軸があり一貫性があります。

一方、軸がない人は「一貫性がない」「何がやりたいのか分からない」などと批判されることがあります。

僕は今でこそ軸らしきものが出来てきましたが、40歳になるまでグラグラでした。
そんな自分に呆れ、嫌になっていた時にメンターが教えてくれたことがあります。

「それで良いんだよ」

なんで?…そう思いましたが、やがてその意味が分かるようになりました。

今日記事ではその真意に迫りたいと思います。

メンターは「グラグラすることは良いことだ」と言いました。
なぜならば、軸というものはグラグラする中で定まっていくものだからだと言います。

話を聞き、やじろべえみたいなものだと思ったのです。
やじろべえには「両極端」があり、だからこそ軸ができるということ。

確かに、メンターの若い頃の話を聞くと両極端な時期があるのです。
それも普通の人が聞いたら仰天するような極端さです 笑

僕も、今になると心当たりがあります。
僕は、30代の頃は「経営にキレイゴトは不要。儲けこそ正義」と考えていました。
一方、40代になると「いくら儲けても人が幸せにならなかったら意味がない」と考えるようになりました。

ぐらんぐらんに揺れた結果、軸ができたのです。
右か左か?の二択ではない。
両者を足したものでもなく、足して2で割ったものでもない。
オリジナルの思想が観えてきたのです。

それが「収益は人間性重視の土壌から発生する」という考え方です。
人間性重視の文化で働くことで社員さんははイキイキ愉しく仕事ができます。
愉しさは創造性を発揮します。
創造性に「したたかなたくらみ」「スキル」などが加わると高い付加価値を生み、顧客から支持され最終的に儲けという「現象」が起きます。

これは、生活者の欲求が高度、かつ抽象的なもの…例えば「おもてなし」のようなものを求める時代=成熟社会の繁栄の理だと考えています。

キレイゴトでもなければ儲け第一主義でもない。

さて、話は変わりますが、以前に、トランスパーソナル心理学の勉強会に出た時に「中庸」の考え方に触れ、とても感銘を受けました。

中庸というのはバランスが取れた状態ですが、中庸に行こうと意識すると「中庸に偏る」と言うのです。

やはりどちらかに偏る時期というものが大切だと思ったのです。

もし、あなたが「一貫性がない」「何がやりたいのか分からない」…そんな批判を受けていたら、批判者が未熟なだけだと一蹴すればOKだと思います。

やがて、あなたがなるべきものになっていくから大丈夫!

というわけで今日も素敵な1日をお過ごしください!

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