すぐに効果が表れない「人材への投資」が企業繁栄の鍵を握る

企業は「お金の使い方で稼ぎ方が決まる」と言われますが、本当にその通りだと思います。
お金とは文字通りのお金(マネー)も指しますが、時間や労力も含めて考えて良いと思います。

何に金・時間・労力を割いているか?…以前の経済成長期と違い、今の成熟社会では使い方が変わってきていると感じます。

経済産業省の「未来人材ビジョン」というレポートにこんな調査結果が載っていました。

投資家が、中長期的な投資・財務戦略において最も重視すべきだと考えて いるものは「人材投資」であるにも関わらず、企業側の認識とギャップがある。

さらに、いつもお世話になっている商工会議所の職員の方はこう言います。

人材育成への投資の中でも、即効性の高い技術的な学びには投資をするが風土や組織開発にはいまいち関心が薄い。

成熟社会では、即効性の高いものだけでなく、時間はかかるが長期的に欠かせない風土や組織開発に関する教育投資が欠かせないと考えています。

理由は2つあります。
1つは、即効性の高い技術的な学びというものは非常に科学的、体系的なものが多く、「その通りにやれば必ず成果が出る」というものです。
科学は再現率が100%だからです。
そういう性質であるならば成功率は100%、つまり導入したすべての企業で成果を出しているはずなのに、実際はそうではありません。

その通りにやれば必ず成果が出るのですが、それができないのは個々人のモチベーションや組織の風土、あり方に課題があるからです。

例えば、接客のマナーを学んでも組織の風土が悪く、気持ち良い接客ができないとか。

もう1つの理由は、これが非常に深刻なのですが、成熟社会では技術では解決できない創造的課題が多いのです。

例えば、おもてなし。
以前の、マニュアル通りの「いらっしゃいませ~◯◯へようこそ!」いう挨拶も、今では当たり前です。
それどころか機械が再生したような挨拶を不快に思う人すら出てきた。

その相手、その状況に応じたオリジナルの接客が「おもてなし」で、相当な「気づく力」が求められます。

こうした創造的な仕事は、言われたことに従うという風土では無理だと思います。
自ら考え、決め、行動し、1人1人の行動をみんなで学び合う、そして何よりも、他者の喜びを自分の悦びにする「他喜力」が求められます。

こういう分野への投資はすぐには効果が表れませんが、醸成されたら強い。

長期視点に立ち、人材への投資を考えることが大切だと思います。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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