「この仲間とならなんとかなる」自信と希望に満ちたチームの作り方

今の時代の空気をひとことで表すと「不安」ではないでしょうか?
特に若い人に「希望が持てない」と感じている人が多くいると思います。

僕はまさに「失われた30年」を社会人として生きてきて不安が増大していく様子をリアルに見てきました。
バブルがはじけた直後はまだ楽観的でしたが、だんだんと雲行きが怪しくなり不安が増大していきました。

バブル前はどうだったのか?
現在70歳以上の方に聞くとの希望に満ちた時代感を垣間見ることができます。

ある靴店の店主は「朝、商品を並べておけば夕方には売り切れていた」と言います。
また別の方は、「貯金なんてせずに全部使ってしまっていた。それでも不安がなかったのは、来年は今年よりも良くなる予感に満ちていたから」と言っていました。

要するに、大量生産・大量消費に裏打ちされた経済成長によって担保された希望です。

それが今はない。
40年前よりも生活水準は高くなった、でも希望が持てないことがこんなにも不安を掻き立てるのだと痛感しています。

どうすれば希望を持てるのか?
そのヒントをくれたのは意外にも小学校の教員でした。
今から5年前、とある小学校で夢新聞ワークショップを行いました。
将来、自分が夢を叶えて新聞に活躍が載ったと仮定して、その未来に出される新聞を作るワークショップです。

ワークショップでは子どもたちに「制限時間までにクラス全員が夢新聞を完成させる」というミッションを与えます。
その理由は、人は不完全な存在なので1人で夢を叶えることはできず、協働が必要で、その大切さを体験して欲しいからです。

2022年時点でミッション達成率は15%ほど、ほとんどのクラスが達成できません。
(達成することが目的ではなく協働を学ぶことが目的なので良いのですが)

さて、そのクラスは見事にミッションを達成したのですが、他のクラスにはない特徴がありました。
1、スタート直後に自律的に小チームを結成した
2、困っている仲間を徹底して支援する
3、担任にも夢新聞講師にも、一切質問をせず自分たち主体で進めていた(担任は1人ポツンと立っているだけ)

秘訣は担任の日頃からの教育です。
教育理念を聞き納得しました。

「どんな時代になっても、どんな場所に行っても、仲間とチームを作り課題を解決する力を身につける」

これが不安の時代を生きる彼らに最も必要な力であるという考えであり、担任の切なる願いなのです。

話しをビジネスに戻します。
昨年から、指示ゼロ経営を導入した会社の社員さんから嬉しい言葉をいただくようになりました。

「この仲間とならなんとかなる、そう思えるようになり、色んなことに挑戦できるようになりました」

希望、自信です。
しかも外部環境によるものではなく自分たちで創り出した希望です。

希望があれば挑戦できます。
知恵も出ます。
何よりも人生が愉しくなります。

「この仲間とならなんとかなる」…自信と希望に満ちたチームを創ることが繁栄の礎だと考えているのです。

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