あなたの望みを、社員も顧客も望めば商売は自動的に成長する

あなたの望みは何か?それは社員が望んでいるか?顧客は望んでいるか?

仕事ができる人って、自分が描いたゴールへの道のり、シナリオを作るのが上手です。
戦略発想です。
しかし最近社会が成熟してからは、少し、この構図に変化が生まれていると感じています。

それは「自分が描いた」の部分です。
何を描いているのか?がとても重要な要件だということです。

指示ゼロ経営には「望みの統合」という概念があります。
とてもシンプルな考え方です。
ここに社長が望んでいる事があります。それをもし社員さんが望んでいない、あるいはそんなに関心がなかったとしたら、そんな人を動かすにはアメとムチの使い分けが必要になります。
経営が複雑になるしお金もかかる。

もし同じように望んでいれば、自分が望むことなのだから他人に言われなくても動きますよね。
力学的に合理なのです。

さらに望みの統合が顧客にまで及ぶと、囲い込みなんてしなくても顧客でい続けてくれますし友人を紹介してくれたりするのでマーケティングコストが大幅に下がります。
(マーケティングは新規客の獲得に最もコストがかかる)

望みの統合がさらに広がり「地域」となればビジネスは行政的な要素を含みます。
(僕が経営してきた会社は今、この段階)

最終的には「天が望む」という感覚が持てたら、おそらく本当のミッションなのだと思います。

さて、その昔、まだモノが普及していない貧しい時代では、企業の望みは儲けること、顧客の望みも儲けること(物質的に豊かになるという意味)、一致していました。
それを達成する最も有効な手段が大量生産・大量消費だったわけです。
関係性は取引です。

今ではモノが溢れた結果「欲しい物がない」という時代になった。
しかし、生活者の欲求が枯れたわけではなく、より高度・抽象的なものを求めるようになりました。

いわゆる「心の豊かさ」です。

そんな時代では、企業は「誰の、どんな喜び、幸福を創造するのか?」を真剣に考える必要があると思うのです。
そして、それを顧客が望めば商品・サービスが売れるわけですが、注目すべきポイントは関係性が変わることです。
モノの時代の関係性が取引だったのに対し、「仲間」の関係性になります。

例えば、僕の友人が経営する完全アレルギー対応のパン屋さんは、店主の思いに共感した顧客がチラシやスタンプカードを作ってくれます。
中には「もっと値上げしなきゃ」とアドバイスする人もいるそうです。
売り手と買い手の境界線がない関係性なのです。

いつの時代も望みの統合は大切ですが、現代は望みの質が変わってきていると考えます。

あなたの会社は誰の、そんな幸せを創造する集団なのでしょうか?

年末のバタバタが落ち着いたら考えたい大事ですね!

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