管理職の指導力を高めるよりも課題解決力の高いチームを育てるべし

世の中のリーダー、中間管理職はこのままでは倒れてしまう…本当に心配になることがあります。
今の時代、社長も管理職もプレイングマネージャーで自分の仕事を持ちながらチームを見ます。

「問題提起をする」「ヤル気を引き出す」「指導する」「相談に乗る」「注意する」「進捗を確認し調整する」

自分の仕事をしながらこんな事までやるのだから大変…いや、不可能だと僕は考えています。
僕は上記を完璧にこなしている人に会ったことがありません。

部下が2人や3人くらいならともかく、それ以上では物理的に不可能なのです。
まず時間的に不可能です。

頑張って作り出した部下との対話の時間は限りがあります。
例えば、1日あたり1時間、対話の時間があるとします。
仮に部下が5人いた場合、1人あたり12分…しかし、問題や悩みを抱えている部下に多くの時間を使うので、ほとんどの部下は「まったく」関わってもらえません。

そして、多くの部下に関わろうとするほど、上司も部下も残業が増えます。

この問題にどう向き合えば良いのか?
僕は苦悩した挙げ句、意外なところから解決の糸口を見つけました。
それは「学校の現場」です。

学校の場合、事態はもっと深刻で、例えば小学校では1コマの授業時間は45分です。
30人学級の場合、1人あたりに使える時間は90秒。
物理的に教員が1人1人に関わるなんて無理なのです。

この問題を素晴らしくクリアに解決しているのが、上越教育大学の西川純教授です。

『学び合い』という知識体系を開発し、多くの授業で活用されています。(※二重括弧で表記します)
僕は偶然にも西川先生のことを知り、大学の春休みを狙い押しかけ、その思想、技術を学びました。
書籍もほぼすべて読み、自分の会社に応用しました。

それが指示ゼロ経営なのです。

「問題提起をする」「ヤル気を引き出す」「指導する」「相談に乗る」「注意する」「進捗を確認し調整する」…これらのマネジメントを上司1人がやるのではなく、集団の中に埋め込んでしまうのです。

必ず誰かが問題提起する。
ヤル気が伝染する。
仲間同士が教え合う。
相談に乗り合う。
注意し合う。
みんなでチーム全体の進捗をチェックし次に活かす。

まさに組織運営のOSを入れ替える作業で大変ですが、完成すれば凄いことが起きます。

□変化に応じてその場で行うことができるから早い
□問題が大きくなる前に対処できるので安全性が高い
□1人の発想を超えた素晴らしい知恵が出る
□仕事が楽しくなる

時代が変わった今、組織OSを見直す機会を作ってみてはいかがでしょうか?

それでは今日も素敵な1日を!

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