企業は、使う言葉からして変えた方が良い

僕は企業で使われている用語が好きじゃない。
スキーム、アサイン、アジェンダ、エビデンス、コンピテンシーなどの、「外国人が働いてるの?」と言いたくなる用語は勿論ですが、目標管理、事業計画といった言葉でさえ窮屈さを感じてしまうのです。

これは恐らく、企業では優しさよりも厳しさを求めるから、少しでも賢そうに見せたいからだと推測しています 笑

しかし、例外もあり極めると面白さが出るのです。
そう、この会社のCEO(元)のように。

先日、ある方とそんな話で盛り上がりました。
「目標管理」という言葉が、どうやら自社の自由闊達さを奪っているのではないか?という話になりました。

この言葉からは、どこか「縛られている」「押し付けられている」というニュアンスを感じますよね?

「別の言葉にした方が良くない?」ってことで2人であれこれと考えたのですが、僕もビジネス界に染まった人間、面白い言葉は思い浮かばない…

誰か、名案があったら教えてくれ。

さて、僕は株式会社たくらみ屋の代表取締役です。
5年前に4人で出資して、4人全員が代表取締役という変わった会社です。

「たくらみ」…なんて怪しく好奇心をそそられる言葉なんでしょう?と、アイデアが出た瞬間に全員賛成で決まりました。
しかし、その後、相棒の森本繁生は苦労します。
まずは、怪しい集団だと思われてオフィスを借りることができない。
銀行では「たくらみ屋さ〜ん」と呼んでくれない…

でも、ようやく知名度が上がってきて自然に接してくれる人が増えました。

たくらみ屋では用語に細心の注意を払っています。

目標→出来栄え
企画→たくらみ
経営計画→皮算用
構築→こしらえる
PDCA→ひとしごと

こうした言葉の多くは「やまとことば」なのですが、やまとことばには音的に柔らかく優しい印象を持ちながらもエネルギーが強いものが多いのです。

あえてB級の名前をつけることも多い。
変革というのは最初は変な人から始まるからで、オルタナティブ(使っちまったw)な名前が良いのです。

たくらみ放送局(毎月開催しているオンラインイベント)
P理論(人はそもそもポンコツである事をベースにした組織開発理論)
侵入社員養成講座(会社に新風を吹き込む人材の育成講座)
名ばかり管理職養成講座(指示ゼロマネージャー養成)

リーダーが部下に使う言葉だって工夫したいところです。

感謝する→ありがとう
陳謝する→ごめんなさい

子どもが使うような言葉の方が相手の「心」には届くと思います。

企業は、使わう言葉からして変えた方が良い…冗談ではなく本気で考えているのです。

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