ちょっと待って!その賃上げには効果がありますか?

賃金を上げてもヤル気は高まらない

賃金を上げれば社員のヤル気は上がるのか?
残念ながら上がるとは限らないのです。
会社の業績が上がったのに賃金が増えないと不満に思う社員はいるかもしれませんがね。

ヤル気を引き出そうと賃金を上げる。
ヤル気のある人材を入れたくて基本給を高くする。

賃金だけでは効果は期待できません。
なぜ、こんなにも断言するのかと言えば、僕自身に経験があるからです。
賃金を上げると3日間くらいは見違えるように変わるのですが、喜びを帳消しどころか怒りに変えるくらい元に戻ります。

ところが、世界に目を向けると、こんな会社もあります。
決済代行会社 Gravity Payments社(本社:シアトル市)の CEO、ダン・プライス氏は自身の報酬を1億2000万円から770万円に減らし、社員の最低年収を770万円にしました。

その結果、社員のヤル気が向上し会社の業績が3倍になったそうです。
ちなみに770万円ってのが絶妙だと思いました。だいたい800万円くらいが「これ以上増えても幸福度が上がらない」という金額だそうです。

「なんだ、上手くいくじゃん!」と思ってしまいますが、間違いなく表には出ない他の要件があったと考えています。

その要件とは何か?
それは、賃金とともに「上げなきゃいけない2つの要件」があるのです。

賃金−権限−変動のバランスが大事

賃金を上げたら、同時に上げなきゃいけない2つの要件とは「権限」と「変動(リスク)」です。
※変動とは会社の業績により賃金がアップダウンすることです。
賃金−権限−リスク、この3つのバランスは非常に重要です。

例えば、賃金は低い、権限はない、変動が大きいと離職率が上がります。
だって、自分の権限で何もできないのに、変動でその責任を取らされるようなものだから。

賃金は高い、権限はある、変動がないケースは、責任を取らない面倒な威張りんぼうが増えます。

賃金は低い、権限はある、変動は小さいケース、これはありそうですが、変動が小さいということは頑張っても賃金が増えないので、やり甲斐は今ひとつです。
でも決して悪くはありません、働く本人さえ良ければ。

やはり、賃金が高い、権限がある、変動がある、この組み合わせがベストです。

おそらくGravity Payments社では、社長の報酬を下げたことで権限を捨てたことを社員に伝えたのではと推測しています。
そして、3つのバランスが取れた非常に素晴らしい自律型の会社になったのだと考えています。

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