分からない事があるのは恥ずかしくない。人に聞かないことの方が恥ずかしい

分からないことがあったら、カッコつけていないで人に聞けば良い…
そう思います。
しかし、今さら聞けないことってありますよね?
でも、本当に困ったら恥も外聞もないから、一歩を踏み出すことができると思います。

僕も、コロナ禍でリアルで集まるセミナーができなくなり、4月は本当に焦りました。
オンライン化への移行が求められましたが、今さら聞けない事ばかりで、変なプライドが邪魔をしてなかなか人に相談できませんでした。
追い詰められた末に、僕が尊敬する田原真人さん(ZOOM革命の著者)に思い切って相談しました。
僕のセミナーはゲームで体験するスタイルなので、「不可能です」と言われる可能性があったので、相談すら怖かったです。
で、結果はどうなったか?
完全に移行が完了しました。しかも、リアルセミナーよりも学習効果が高いものに昇華しました。
相談という一歩から2ヶ月で新しい世界に立ったのです。

僕以上に勇気を持って第一歩を踏み出した方がいます。
僕の隣町に住む、花岡慶子さんという女性です。
長野県岡谷市の、創業130年以上の歴史を持つ「若宮麹屋」のおかみです。

4月27日に突然、電話が来ました。
話を聞いてみると、なんと、家庭用の「みそづくりキット」を開発して、新聞広告に載せたいけど、どう手配したら良いか?という相談でした。

休校中の子どもたちを抱えるママ友たちの話がヒントになり開発を決意したそうです。

「休校で皆さん困っていて、やることがないのは皆さん共通であったので、それなら、みそ屋、こうじ屋としてできることはないかと」

「10ヵ月たったころには『あんなことがあったね』と笑いながらふたを開けて、おいしく、みそ汁やみそ料理を作ってもらいたい」
そんな思いで開発したのです。
素晴らしいアイデアですよね。

彼女には「こんな事、人に聞けない」という変なプライドはありません。

彼女と出会ってからのことを思い出してみました。
何かに挑戦する時、彼女はすごくビビります。
そして、自分がビビっていることも含め、一切を包み隠さずに人に相談をします。

ある日、たくらみ屋の相棒、森本繁生が彼女の地元に仕事で来たことがありました。
彼女は懇親会があることを知ると、森本さんに会いたくて、家事を済ませてから途中参加をしました。
そして、森本さんの席の隣をゲット。
何かを相談している様子でしたが、気づけば森本さんはパソコンを開き個人レクチャーをしているではありませんか。
森本さんには彼女にレクチャーする義理も義務もありません。
しかし、ド真剣に伝えていました。

恥も外聞も捨て相談する人には、応援したという気持ちが湧き上がるのだと思います。

さて、僕に相談をした新聞広告の件はどうなったのでしょうか?
何と、テレビが取材に入り、さらにyahooニュースに載ったことで注文が殺到して新聞広告に載せる分の商品がなくなってしまったとのことです。

さらに、その後、甘酒の飲み比べのオンラインイベントを企画しました。
https://ameblo.jp/jieitsuma/entry-12604623876.html

彼女は、まさにピンチからチャンスを掴んだ。
第一歩を踏み出したら次の一歩が見え、やがて自分が進むべき方向性が観えてきた。
その第一歩とは、分からないことを誰かに聞くという一歩でした。

分からない事は恥ずかしいことじゃない、それを人に聞かないことの方が恥ずかしいことなのだと。

花岡さんを見て、そんなことを思ったのです。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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