誰よりも責任感が強く、真っ先に行動する部下がいたら最大級の注意が必要

社内に、誰よりも責任感が強く、それ故に真っ先に行動する社員さんがいると思います。
リーダーからすると、とても心強い存在です。
もしからしたら、将来の経営幹部候補と考えているかもしれません。

でも、最大級の注意が必要です。
それは「潰れないか」というもの。
リーダーの想像以上にストレスがかかっている可能性があります。
ある日「もう耐えられません…」と辞めていくことにならないように、対策が必要だと考えます。

「他にやる人がいないから」という動機で動く優秀な社員がいる

集団には役割を自然発生させる能力を持っています。

1、イノベーター
2、アーリーアダプター
3、マジョリティー(初期マジョリティーと後期マジョリティーがある)
4、ラガード

イノベーターとは、例えば、i phoneの発売日の1週間も前から寝袋持参で行列をつくるような人種です。
僕は、最大級の尊敬の念を込めて「アホ」と呼んでいます。

アーリーアダプターはイノベーターのフォロワーの様な存在です。
イノベーターの姿を見て、真っ先に感化される尖った人種です。

マジョリティーは、安全・安心が確認された時に動きます。
i phoneを使っている友人に「それどう?不具合ない?」と聞いて、大丈夫だと確認が取れてから購入します。
後期マジョリティーは「みんなが使っているから」という理由で意思決定します。

ラガードは、いまだにガラケーを使っている人たちです(笑)
しかし、集団の保全にとって、とても重要な存在です。
ラガードがいなければ、もし、スマホから超有害物質が放出されていたら全滅してしまうかもしれません。

集団にはこの様な役割が自然発生するわけですが、イノベーターが動かないとその先のムーブメントは起こりません。

では、イノベーターはどんな動機で動くのでしょうか?
「新しもの好き」「革新的な存在でありたい」「ワクワク感」…基本的にそんな感性で動きますが、状況によっては「他にやる人がいないから」という動機でイノベーターの役を買って出る人がいます。
責任感が強い人に多いと思います。

気をつけないと、彼ら、彼女らが潰れてしまう危険性があるのです。

集団がイノベーターに依存した時に悲劇が起こる

人の集団はエネルギーのバランスを自律的に取る能力を有しています。
例えば、リーダーが何かの研修に出てテンションがマックスになることは多いと思います。
で、翌朝、スタッフを集めて「今日から本気の朝礼をやるぞ!」なんて言い出す。
すると、スタッフたちも「おおー!やるぞー!」となるかというと、そうではなく引いてしまう。

ポジティブで自立した人がいると、周りは依存する傾向にあると言われています。

社内にいる責任感の強い社員さんがイノベーターとして動き出した時、その人が楽しんでいる場合はアーリーアダプターに伝播する可能性が高いのですが、義務で動いている場合、周りが依存して、1人で抱え込んでしまい、疲弊する危険性があります。

では、どうすれば最悪の結末を避けることができるか?
リーダーが支えるか?
効果は限定的だと考えます。

なぜなら、リーダーが味方につくことで、「リーダーと、イノベーター社員」と「その他の傍観者」という構図が鮮明になり、余計に孤独に陥らせてしまうからです。

味方は仲間内から出さなきゃいけません。

どうすれば良いか?

上記のようなことが起きる危険性があることを、チーム全体で考えることです。
全体の課題にしてしまうということ。
そうならないように、何が必要か?を皆んなで考えることです。

これはイノベーター社員では言いづらいことなので、リーダーが伝える方が良いと考えるのです。

しっかりと対話すれば、「イノベーターを孤独にしない」というムーブメントが起きると思います。
責任感のある、あの優秀なスタッフが潰れないために、リーダーが心得るべき大事だと考えています。

それでは今日も素敵な1日を!

 


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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。株式会社Tao and Knowledge代表 株式会社たくらみ屋代表 一般社団法人夢新聞協会理事長。
指示・命令をしなくても自分たちで課題を発見し行動できる組織「指示ゼロ経営」を提唱する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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