働く人の人生が開花することを経営の目的にしている素敵な企業

昔、住宅メーカーだったと思いますが「大きな人を育てたければ大きな家を建てろ」というCMがありました。
僕は、大きな人材を育てるためには大きな会社にすることが大切だと思っています。
ここでいう「大きい」は年商のことじゃない。
社屋の大きさでもない。
「器の大きさ」です。

今日は、先日BMR研修を行った企業さんの事例から「企業の器の大きさ」について考えたいと思います。

「社員1人1人の才能が開花することが一番」と宣言した社長

企業の器とは「社員の個性をどれだけ尊重し、彼らに機会(チャンス)をどれだけ用意できるか?」だと僕は考えています。
言い換えれば、社員が「いかようにもなれる」ってこと。
自分の発案が実行できる。
新しいビジネスを立ち上げられる…
社長、上司が決めたことしかできないのではなく自ら仕事を創造できる環境です。

例えば、指示ゼロ経営の最高峰ブラジルのセムコ社のリカルドセムラーは「Opportunity
」という言葉でこれを表現しています。
訳すと「機会」ってことね。
日本ではリクルート社がこれに近いと思います。

先日、BMR研修でお邪魔した大分市に居を構える「株式会社イグジット」もそうでした。
同社は防災設備などを扱う会社です。

あ、BMR研修をご存じない方のために簡単に説明しますね。
僕が理事長を務める夢新聞協会の企業研修コンテンツです。

自社の活躍が将来、新聞に載ったという体で未来とそこまでのプロセスを「全員参加で」描くものです。
物語性のあるワクワクする経営計画書だと思っていただければOKです。

さて、イグジットの吉岡社長は研修の中でこうスタッフさんに言いました。

「社員1人1人の才能が開花することが一番、重要。それが実現できるなら商売のカタチはなんでも良い」
「仕事は才能を身につける。1人1人が“自分ってイケてる”と思える会社を創る、それが一番、俺がやりたいこと」
「そして、みんな金を稼いで欲しい。金は力になるから」

社員の可能性が開花するために会社があるという認識です。
僕は、何社もBMR研修をやってきましたが、ここまでの宣言は初めてでした。
非常に抽象的、でもそれ故に社員さんが参画する余地がたくさんあります。
言ってみれば、「世界一魅力的な会社を自分の手で創ることができる」ってことだもんね。

みんな、すごくワクワクと未来をたくらんでいました。
そして、完成した未来新聞は本当に夢に溢れ、1人1人の才能活かされたものでした。
読んだ僕もワクワクしましたよ。

会社はある段階から抽象度の高いビジョンを描くべし

機会の多さは自発性に比例します。
自分で決められることが多いほど人は主体性と責任を持ちますからね。

そして機会が得られるためには、ある程度の抽象度が必要になります。
どういうことかと言うと、社長が描くものが具体的であればあるほど、社員さんが参画する余地は少なくなります。
これがいけないと言っているわけではなく、創業時はほぼ100%この状態だと思います。
具体的なアイデアがあるから起業するわけですから。
社長のアイデアをどんどん推し進めたほうが良い。

でも、やがて社長にもアイデアがつきる時が来ます。
ビジネスモデルの転換が求められる時期が来たり、「何のために自社が存在するのか?」といったミッションに直面した時などです。
この段階では社長もビジョンが漠然としています。
だからこそ社員さんとともに描くチャンスだと思うのです。
会社の未来と、それによる社員1人1人の幸せな人生を総合して描く、全員参加で。

自分が参画して創ったビジョンだから「自分事」になる。
ビジョンに自分が登場するから実現したくなる。

これが機会に満ちた器の大きな会社です。

イグジットさん、器がデカいから人が育ち規模も大きな会社になるんだろうな!

それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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