高速のPAで営業をするラーメン屋さんが地元にチラシを撒く理由

交通量に依存しない、仕掛ける発想で商売をしているからです。

日本人ってラーメン大好きですよね。
三度の飯より好き(笑)
日本国民総ラーメン評論家状態です。

ラーメン店ってすごく多くて、熾烈な競争の中で様々な工夫をしています。
味で勝負する正統派、チェーン派、黒いTシャツで腕を組む派(笑)…
ラーメン、らーめん、らうめん、中華麺と表記も様々です。
あ、僕はなぜか「らうめん」に弱いですね。
黒Tにも…

その中で、別の工夫をしているお店を発見しました。
マーケティング派。

IMG_2301
定番の黒Tですが

近所にサービスエリア(高速道路の)に出店している店があるんですが、なぜか地元にチラシを撒くんです。
パーキングエリア(PA)って外から入れるんです。
つまり、高速道路利用者だけじゃなく、地元の方に向けた販促を仕掛けたというわけ。
さらに利用金額に応じたクーポン券を会計時に渡している。

何を意図しているのでしょうか?

顧客を「個客」にしようと狙っていますよね?
要するに、誰だかわからない通りすがりの顧客じゃなく、個人が特定でき、ずっとお付き合いできる個客をつくろうとしているわけです。

PAに出店しているお店って、基本的に交通量に依存しています。
しかも、食事は大きなSAの方が有利だから、わざわざ顧客に選ばれるようにしなければ難しいわけです。

田舎の駅前商店街にもそういうお店、ありますよね?
クルマ社会になったせいで、お客様が郊外の大型店に流出してしまい、売り上げが落ちたと言う経営者に何人も会ってきました。

でも、トヨタに文句を言うわけにもいかないでしょ?

環境に依存する受注産業的な商売ではなく、意図を持って仕掛ける「見込み産業」の発想がすべての業態に求められるのだと思います。

自分が付き合いたい個客を選んで仕掛けていく。
味もデザインも売り方も、全部自分で決める。

単一解がなく、自社オリジナルの解を出さなければいけない、創造性の要る世界です。

くれぐれも黒Tで腕を組むマネをしないことが大切です(笑)
それでは素敵な週末をお過ごしください!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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