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任せるとは「信頼はするが期待はしない、失敗した場合は自分で責任を取ること」

「任せるのが怖い」「任せたのについ口を出してしまう」「任せたのに期待を裏切られた」
社長にとって任せることはとても心理的なエネルギーを要することだと思います。
社員さんは「もっと任せれば良いのに…」なんて簡単に言いますがね…

今日は、口で言うのは簡単だが実践は難しい「任せる」ということを考えたいと思います。

任せるとは「信頼はするが期待はしない」ことだと考えています。
不思議な感覚ですが本当にそう実感しています。
そもそも期待って迷惑なものだと思います。
勝手に期待するわけでしょ?
で、それが裏切られたと勝手に被害者になるでしょ?
僕は「勝手に期待した方が悪い」と思っています。
それで「この人には任せられない」ってなったら、もう成長の可能性は奪われてしまいます。
まさに周りに損害をもたらす1人相撲です。

「期待はしない、でも信頼する」…そんなスタンスが理想だと考えます。
では「信頼する」ということを考えたいと思います。
何を信頼するのか?が大事だと思います。
僕は「結果を出すこと」を信頼しないようにしています。
正確に言うと「すぐに結果を出すことを」です。

その代わり成長の可能性を信頼するようにしています。
成功でも失敗でも、そこから成長してくれると信頼するようにしています。
特に失敗からの方が学ぶので、失敗に寛容であろうと意識しています。
とても寛大だと言われますが、そんなことはないと思います。
自分の成長を振り返った時にそうだったから、ただそれだけです。

これが「信頼はするが期待はしない」という考え方なのです。

信頼はするが期待はしない…これにプラスして大切な要件があると考えています。
それは「責任は自分が取る」ということです。
「信頼はするが期待はしない、失敗した場合は自分で責任を取る」
ここまで来ると、よほどな聖人君子じゃないと不可能だと思ってしまいますが、そんなことはないと考えています。

「責任を取る」って言葉が強すぎて恐ろしいイメージがあるだけだと思います。
だって、そもそも最終責任は社長にしか取れませんよね?
だから「最終的には自分が出ていく」ってことだと思います。
これは逆に「それまでは出ていかない」ことを意味します。

例えば、任せた結果、クレームが発生したとしますよね?
こじれてどうしようもなくなった場合、最終的には社長の出番だと思いますが、すぐに社長が出ていったら不信頼を行動で示すようなものです。
「やっぱお前じゃダメだ」ってね。
責任を持ってやっている社員は簡単に社長にしゃしゃり出られることを嫌います。
そして責任は人から信頼された時に一番、発揮されるものだと思います。

目先の結果ではなく長期的な成長可能性を信頼すること。
目先の結果を期待をしないこと。
そして、「最終」責任を取ること。

これができれば「任せるのが怖い」「任せたのについ口を出してしまう」「任せたのに期待を裏切られた」…そんな悩みは相当に軽減されると思います。

そして、多くの任せられる社長が実感するように、社員さんの能力の凄さに驚くことになると思います。

それでは今日も素敵な1日を!

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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