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他者の幸せを願うには、まずは自分が稼ぐこと

永く繁栄する企業ほど社員さんを大切にしています。
社員さんの幸せを本気で考えている。
これは間違いのない事実だと思います。
 
でも、それは口で言うほどカンタンなことじゃありません。
サラリーマンから独立して企業した友人はこう言いました。
「従業員だった頃はいともカンタンに『社長はもっと従業員の事を大切にすべきだ』と言っていたが、自分が経営者の立場になった時に、その難しさが分かった」と。
 
僕は、自分の幸せを考えた人しか、他人の幸せを願えないと思っています。
キレイ事では本当に社員の幸せは願えないと思うのです。

お金で買える幸せはある。でも、本当の幸せはお金では買えない。

僕は、社長は嫌というほどお金儲けをした方がいいと思っています。
 
よく「幸せはお金では買えない」と言いますが、それは嘘です。
お金で買える幸せは世の中にたくさんあります。
美味しいものを食べるのも、カッコいい服を買うのも、飛行機のファーストクラスも、乗り心地の良いクルマも…「その程度の」幸せはお金で手に入ります。
 
お金で買える幸せをある程度体験すると、多くの場合「お金では買えない幸せ」の存在に気付きます。
 
僕は、家族でお出かけをした時に渋滞にハマるとイライラします。
昔よりはマシになったけどね…
イライラしてケンカになって、気まずい空気の中で食べた3つ星レストランのフルコースは全く美味しくなかった。
IMG_6008
何を食べるか?よりも「誰と食べるか?」ですよね?
その時に気付いたんです。
高級レストランで食事をすることが目的じゃないんだってことに。
家族と楽しい時間を過ごすこと…もっと言えば、ちょっと大袈裟ですが、死ぬ時に走馬灯のように楽しい思い出が蘇ってきて、感謝の気持ちを持ってあの世に行くことだと。
 
渋滞の最中でさえ、そのチャンスだと気付いた時から、イライラ率が10から5くらいに減りました。
って、その程度なんですがね(笑)
 
お金で買える幸せはある。
でも、本当の幸せはお金では買えない。
世の中には最初からそれに気付いている人もいますが、お金で買える幸せを満喫した人が言うそれは重みが違います。

自分の欲を知っている人は富を分かち合うことができる

強欲の時期を通過して本当の幸せに気付いた人は「人間への理解」が深まると思います。
生まれつきの聖人君子は、おそらく闇を知らないから、闇を持った人の気持ちは分からない…つまり聖人君子ではないと思います。
生まれつきの聖人君子なんていないということ。
 
強欲という闇が自分の中にあることを認めている人は、他者の闇も許容できると思います。
相手を許せるようになる。
逆に、我慢して闇を封印し「良い人」の仮面をかぶると、我慢せずに強欲を解放している人を見ると無性に怒りがこみ上げてくる。
相手を許せない。
人ってそういうものだと思うんです。
 
社長と同じように社員だって強欲です。
それに共感できるかどうか?はとても重要だと思います。
相手の幸せを願えるようになるには共感が必要だから。
「自分さえ良ければ万事OK!」という筋金入りの自己中は別ですが、普通の人は他者の幸せも願います。
 
このプロセスを経験した人が「社員を大切にできる人」だと思います。
(何度も言いますが、かなり早い段階…社会に出る前に気づく人もたまにいますよ)
 
先日、ある分野で大成功をした方にお会いする機会がありました。
御年80歳。
イヤってほどお金があるはずなのに、しまむらで買ったのか?というランニングシャツにカシオの時計(1万円くらい)さらに、大好物はデニーズのステーキだということです。
 
僕が受けた印象は「お金のためにやっているのではなく、それを世に伝えることが役割だから」という感じです。
でも、それまでは嫌ってほど稼いだのだと思います。
 
まず稼ぐ。
他者の幸せを願う、一番の近道は、まずは自分が幸せに生きることだと思います。
 
僕も、もっと稼ぐよ。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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