*

「発言しない」「異を唱えない」硬直した風土から脱却する2つの要件

画一的な管理は時代に合わない、本当にそう実感しています。
以前のように正解が分かりやすく、そこに向けて組織が一丸となれば達成できた時代では有効だったと思いますが、今はそうじゃないからね。
変化が激しいから「手探りで」正解を探っていかなきゃいけない。
 
よほど万能な経営者ならともかく、普通の人にそれをし続けることは難しいと思います。
だから、みんなの知恵を活性化して「集団で」創造していくのが大切だと考えるのです。
 
そのためには個性を殺さないこと、1人1人が独立した意志を持てるようにすることが大切だと考えます。
IMG_3763

集団は賢くもなるしお馬鹿にもなる

画一的な管理は、社員の思考を奪い、自発性を阻害し、創造性と行動力を破壊します。
例えば、笑い話かもしれませんが、某ハンバーガーチェーン店で「急ぎでハンバーガー100個下さい」という客に対し「お持ち帰りですか?こちらでお召し上がりですか?」と聞いたという話があります(笑)
 
いや、笑っている場合じゃないですよ。
自分で考えないと本当にこういう事が起きるのです。
道理で考えれば分かることが考えられなくなります。
 
思考停止が集団に蔓延するともっと質が悪い。
企業の不祥事の中で悪意がなく「うっかり」で起こしてしまうものってありますよね?
例えば、CMの表現が不適切とか、そういう類のもの。
「社内の人で変だと気づく人はいなかったの?」って感じですよね?
あれも思考停止が原因だと思います。
1人1人が独立した考えを持ち、自由に意見が言える雰囲気があれば未然に防げたと思います。
 
集団は賢くもなるし馬鹿にもなる。
 
社長1人の力では限界だと感じたら、集団の知恵を活性化させる必要がありますが、そのためには考える集団への進化が求められます。
これまで社長のリーダーシップでグイグイ引っ張ってきた組織ほど社員が思考停止を起こしていることが多いと思います。
右へならえで動く。
馴れ合いで動いてしまう…そんな集団は道理で考えれば分かる馬鹿な判断をしてしまう危険性があるのです。

自由闊達な集団を創る2つのポイント

とは言っても、思考停止状態の集団を活性化するのは簡単なことじゃありません。
風土ですからね。
ルールであれば一夜で変わりますが、風土はそうはいかない。
時間をかけて熟成する世界だと思います。
 
もし集団が思考停止を起こしている…会議でみんな黙り込んでいる、馴れ合っている、社長、上司の意見に異を唱えない、提案をしてこない…そんな風土だったらすぐにでも手を打った方が良いと思います。
なんせ時間がかかることだから、1日でも早く手を打たないとね。
 
思考停止と硬直を起こす原因は大きく分けて2つあると考えています。
1、社長が引っ張りすぎる
2、安心な場になっていない
 
1は言うまでもなく、社員さんが考える前に、社員さんが考える代わりに社長が答えを出してしまう状態です。
何から何までお膳立てをしていたら、自ら考える人は育たないよね?
課題だけ設定したら黙っていることです。
最初は沈黙が流れるかもしれませんが、それに耐えきれずに喋りだすと元の木阿弥です。
ちゃんと制限時間を決め、ミーティングが終わった時に何が解決しているか?…出来映えを明確にして黙っていることです。
 
2は、自分の意見を否定される、バカにされる、怒られると思えば、黙っていることが一番得だと普通、思いますよね?
余計なことを言わず、周りに流されるのが一番安全。
社長だって、みんなの前で話すのは緊張しますよね?
社員さんはなおさらだと思います。
 
だから、「安全な場」ということを分かりやすく演出することが大切だと思います。
例えば、社長は黙っている代わりに、発言に対し「うんうん」と頷くとか、そんなことで発言がしやすくなります。
みんなにも「みんなが発言しやすい雰囲気を、みんなで創ろう」と投げかける。
ちゃんと発言者の方を見る、リアクションをする、基本的なことですよね?
 
たったそれだけのことで断然、安全な場になるはずです。
 
社長1人の力の限界を感じたら、集団の知恵を活性化する。
集団の思考停止を解くために安全な場を創る。
 
徐々に自由闊達にアイデアを出せる集団になると思います。
 
それでは今日も素敵な1日をお過ごし下さい!
The following two tabs change content below.
米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • facebook
  • google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存
  • LINEで送る
  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知を
メールで受け取ることができます。
読者登録はコチラ

ブログの読者になる

ブログの読者になると新着記事の通知をメールで受け取ることができます。

読者登録はコチラ

文字サイズの変更

標準 拡大
  • twitter
  • facebook
  • google
  • feedly
  • livedoor
  • rss
社員に檄を飛ばし始めたら、会社は危ないと思った方が良い

檄を飛ばすとか発破をかけるとか、今の時代、そんなものはリーダーの仕事じ

人口減少社会でも繁栄する商売の創り方

本格的な人口減少社会に突入しました。 日本中、ほとんどの企業が大きな影

責任は「取るもの」ではない「果たすもの」である

仕事に責任はつきものです。 誰だって無責任な人は嫌いですよね? 「言っ

あなたが情熱を感じてきた事が、あなたの事業の未来を形づくる

「◯◯すべき」という言葉が多い会社は窮屈で自由な発想が生まれません。

現場のことは現場で解決する…主体的な現場を創るための社長の心得

企業でよく「末端」って言葉を使いますよね? 「末端の人たちの仕事」なん