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みんなの前で1人の社員を褒めると、組織が崩壊する危険すらある

公開日: : 最終更新日:2016/12/15 指示ゼロ経営的コミュニケーション術, 組織育成

「褒める時はみんなの前で」という考え方がありますが、僕はそうは思いません。

やり方によっては組織の崩壊を招く危険性があります。
なぜ、僕がこんな事を言うのかといえば、それをやって大失敗したからです。

みんなの前で褒めるとその人が孤立する危険性がある

冒頭の考え方には次のような理由があります。

みんなの前で褒めるのは「あなたも褒められたければ、この人のような行動をしなよ」というメッセージが入っています。
これが危険なのです。
なぜならば、それを聞いた別の社員の中に「みんなの前で自分が否定された」と感じる人がいるからです。
やっていない自分と比較され否定されたと。

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これと同じことは兄弟でよく起こりますよね。
兄を褒めたら弟がスネる事って多いじゃないですか。
遠回しに「それに比べお前はダメだ」と言われているように感じるものです。
これを繰り返すとグレます(笑)

だから、みんなの前で褒められるのを嫌う人は結構多いのです。
「自分が褒められる」→「やっていない仲間が否定される」→「やっていない仲間連合ができる」→「自分が孤立する」
そんな事を思う人がいる可能性があるからです。

「見習って欲しい」という社長の意図とは真逆のことが起きる

以前、僕はみんなの前で褒めることをしていました。
勿論、そこには「みんな見習ってね」という意図があった。
では、みんなが見習うかといえばそうじゃなったのです。
逆の事が起きました。

褒められなかった社員の中で「比較され、否定された」とネガティブに捉えた人がいました。
また、評価制度をやっていたので、誰かの高評価によって、相対的に自分の評価が下がると感じた人もいました。

「仲間が褒められた事を歓迎しない」という人が出たのです。
そう感じた人の中に、褒められた人を悪く言う人が出ました。
あるいは僕を悪く言う人もいた。

それを聞いた他の社員たちは何を思うでしょうか?

良い行動をして褒められると、自分が孤立する危険性があると感じ、そうならないために褒められるような行動をしなくなるのです。

社長の狙いと間逆なことが起きてしまう。

1人1人は、その行動が素晴らしく見習いたいと思っていても、集団の作用で行動しなくなる
褒められた人を悪く言うのは良くないと分かっていても集団の流れに巻き込まれてしまう。
怖いですね〜

「褒める時は全員の前で」

とても危険なのでやり方を変えたほうが良いですね。

それでは今日も素敵な1日を!

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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