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後継社長は、先代の社員を大切にしなければ自分の組織は創れない

2代目3代目社長は、先代が育てた古参社員との関係で悩む事が多いと思います。
ほぼ100%、この悩みはつきものですよね。
通過儀礼みないなもの。

古参社員を邪魔者扱いして排除、もしくは無視するといつまで経っても自分の組織はできません。
彼らを信頼して巻き込むことが大切です。
今日は、それを見事にやってのけた若手社長の事例から、後継社長が自分の組織をつくるために大切な事を書きますね。

自分の組織をつくるためには、一番影響力が強い社員を味方につけることが大切

僕が21年前に父から事業を継いだ時も悩みました。
全員、僕の親世代で仕事のお願い1つするのにすごく気を遣いました。
「早く自分の社員を採用して、自分の手の平で転がせるようになりたい」そう思っていました。
しかし、そんな意図が空気で伝わっちゃうんだよね。

古参社員たちは、自分たちが必要とされていないと感じ、僕に辛く当たるようになりました。
そんな中で、リーダー格の男性社員とは酒を飲み交わしながら徐々に打ち解けて行くことができた。
たくさんケンカもしたけどね。

ある日、彼は部下にこう言いました。
「おう、お前ら、新しい社長が会社を改革するって言ってんだから、指示に従えよ」

すごくい嬉しかった。
あ、当時はまだ指示ゼロ経営じゃなかったんです(笑)

この経験から、僕は後継社長が自分の組織をつくるためには、社員の中で一番影響力が強い人を味方につけることが大切だということを学びました。

後継社長は先代の社員の優れた部分を見て、その人に頼ることが大切

それを見事にやってのけた人がいます。
僕の親友、キングラン東海株式会社の「コージー」こと原田浩史社長です。
病院で使うカーテンなどのリース販売をしている会社です。

IMG_0321

コージーが社長に就任して、ご多分に漏れず反対勢力が生まれました。
反対勢力の親分は最古参で、他の社員に強い影響力を持っています。
コージーに不満のある社員は、みんな彼のところに相談に行くほどの影響力。
敵に回すと「社長VS全社員」という構図になってしまいます。

コージーは、悩んだ末にある事に気づきました。
「それだけ相談を受けるということは人望が厚いということ。だったら彼に若手の教育を任せればいいんじゃないか?」

本当にそれをやった。
しかも任命をしたのではなくお願いをした。
「あなたには人望がある。だから若手の指導をお願いしたい」と。

これを聞いて、彼はどんな事を思ったでしょうか?
きっと嬉しかったと思う。
必要とされている、自分の価値を分かってくれている…

自分を理解してくれる相手を敵にするかって話ですよね?
たった1人の影響力のある社員を味方にしたことで、まるでオセロが一気にひっくり返るように情勢が変わったそうです。

逆に、その人を排除したら、原田さんを慕っている社員からの信頼も失ったかもしれません。

良いことも悪いことも、影響力のある1人の社員から広がります。

だから、後継社長は先代の社員の優れた部分を見て、その人に頼ることが大切です。
「力を貸して欲しい」と。

それが自分の組織を創る第一歩です。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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