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指示されなくても自分たちで課題解決できるチームが育つ4つの要件

ビジネスで成功するために必要な要件が何かと問われれば次の4つだと考えています。

1、人に喜ばれることをする
2、一歩前へ踏み出す、挑戦すること。
3、考え抜く力
4、チームで共創、協働すること。

実は、この内の2〜4は経済産業省が定める「社会人基礎力」でもあります。
そして同時に企業経営者が求めるものでもある。

時代が求めていることなのです。
企業内の人材育成、チームづくりもこの視点で行う事が大切、今日はそんな話です。

中学生でも一瞬で最高のチームが創れる

先日、長野県内の中学校で「社会人基礎力」の研修を行いました。
対象は先生ではなく生徒さんね。
研修は、上記の4つを「体感的に」学べるようにプログラムしたんです。

具体的には、POPをグループで作るワークショップを行いました。
販促研修じゃないよ。
POPづくりを通じて社会人基礎力を学ぶことが目的です。

「消せるボールペン」を売るPOPを作ります。
販促物の作成って社会人基礎力を養うには最適だと思います。
だって、相手のことを思いやらないと伝わらないからです。
独りよがりな販促物には商品のスペックや自社の事しか書かれていません。
優れた販促物には、相手の知りたいことが書かれています。

プログラムでは上手なPOPのコツを記した説明書を渡し、グループで考えてもらいます。
制作時間は12分間だけ。

IMG_9448

迷っていたら時間切れなんて事になりかねないから、一歩を踏み出す決断が迫られます。
読み手の気持ちになり考え抜かないと良いPOPはできません。
そして、何よりもチームで1枚のPOPを作るのだからの協働しないとできません。

「三人寄れば文殊の知恵」の状態を意図的に作る

どんなPOPにするかを話し合い、分担を決めて最終的に統合するわけですから、結構大変な仕事ですよね。

ルールの説明をしたら、僕は「やり方は全てみなさんに任せします。僕に何を聞いても答えません」と言います。

頼りになるのは自分と仲間だけ。
ある意味厳しい研修だよね。

するとどうなるか?
すぐに話し合いを始め方針を決めます。
これに6分はかかります。
残り6分、グダグダ言っている暇はないので、絵が得意な人、文章作成の力がある人、みんな自らその役を買って出ます。
で、全てのグループが制限時間内に完成させました。

最後に、先生方に、消費者目線で一番グッと来たPOPに投票してもらいその日のグランプリを決めました。
客観的なフィードバックが必要だからです。
本当は、地元の飲食店に協力してもらい、実地で使うのが一番なんだけどね。

制作が終わったら、社会人基礎力の中でもチームでの協働について振り返りをしてもらいます。

POPづくりを通じて、チームで働くために大切なことをディスカッションしてもらいます。
生徒たちはもう分かっていますから、僕の説明なんて不要です。

さて、中学校の話はこれで終わりですが、企業内で基礎力を身につけるためには、実地で社員同士が学び合う仕組みが大切です。
つまり普段の仕事が最も社員鍛えることになる。

ただし、チームで取り組むようにすることです。
チームとしてのミッションと期限、やり方を「自分たちで」決める…プロジェクトを作り実践すること。
そしてプロジェクトが終了したら、社長は結果を見てチームとしてどうだったか?をフィードバックすることです。
そして、活動を自分たちで振り返るようにすることです。

その繰り返しで、自律性は確実に身に付いていきますよ!

チームには無限の可能性がある。
それを信じましょう!

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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