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「人は成長したがっている」と信頼する社長のもとで社員は育つ

人材育成は社長の人間観で決まる。
そう言っても過言ではありません。
どういう事かというと、「成長したがっている」と捉えるか、尻を叩かなければサボると捉えているかの違いです。

僕の価値観は前者です。

捉え方次第で教育方法も全く変わってきます。
成長したがっていると捉えないと社員の自発性はいつまで経っても育ちません。

人には元々、成長意欲が備わっている

先日、新聞業界の社員教育を行いました。
10ヶ月間のプログラムですが、グループをつくり学び合うスタイルで行っています。
今って、新聞購読者が減ってどこも大変な思いをしています。
これまでにないアイデアが求められるのですが、それって1人でウンウン唸っていても良いアイデアは出ません。

「三人寄れば文殊の知恵」の状態が必要なのです。

このプログラムは「人は成長したがっている」を前提にしています。
そして、その通りになっています。

10ヶ月後の目標をグループごとに「自分たち」で決め、やり方を「自分たち」で決め、自分たちで定期的に集まりミーティングをして改善を繰り返します。
IMG_9722
任せるとどうなるか?
やるグループとそうでないグループとに分かれます。

それを見ると「やっぱ成長意欲の高い人と、そうでない人がいるじゃん」って思ってしまうのですが、そうではありません。
そうではないように見える人でも成長したがっているのです。

やっているグループの発表をみんな真剣に発表を聞いていまし、人によっては悔しそうな表情をしていました。
刺激を受けているという事です。
終わった後に、今度の発表までにどうするか真剣に話し合っていました。

成長意欲が加速する環境をつくる

信頼を前提にすると接し方が根本的に変わります。
任せることが基本になる。

そうすると「ヤル気の無いヤツ、実力が無いヤツ、実績が無いヤツには任せられない」と思うかもしれませんが、グループになれば問題ありません。
デキる人がデキない人に教えるから。
そして、ヤル気の無い人は、ある人に刺激されるからです。
仲間ほど強い影響を与える存在はありません。

これが集団の強みです。

例えば、先日の研修ではこれまでの取り組みの発表をしてもらいましたが、僕が最初に「今から30分間を作戦タイムにします。時間が来たら、どのグループからでも良いので発表を開始して下さい」とだけ伝えます。
休憩の合図だけ僕が伝えましたが、休憩時間が終わった時は何も言いません。
誰が仕切らなくても、時間になると発表を再開しました。

出来るのです。

全部、自分たちでやった場合、メンバーはものすごい勢いと速さで成長します。

僕は「成長したがっている」という、そのベクトル通りに進むように環境をつくっているだけです。

人をどう観るか?
それで成否が決まるといっても過言ではありません。

それでは今日もステキな1日をお過ごしください。

また明日!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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