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社内での意見対立を組織の成長に変える発想法

社長と社員、あるいは社員同士が対立する事はよくありますが、その多くは「やり方」で対立しているだけで、根本的な目的で対立しているわけではありません。
だって、みんな会社を良くしたいと思っている点では一緒だから。

ちゃんとそれを確認し議論を進めれば対立は避けられるし、対立から未来が拓けます。
今日は、先日受講した、森本繁生さんの「TOCセミナー」での気付きを書きますね。

実は、対立しているように見えて対立していない

思考の手順が下手という経験は僕も持っています。
社員会で1つの課題を話し合っている時に、話せば話すほど対立してしまう事ってありますよね?段々と感情的になってきて手がつけられなくなる。

例えば、弊社では以前に「新聞配達員に対しマニュアルを導入すべきか否か」という議論を行いました。
そうすると「ミスをする人がいる以上導入すべき」という意見と「マニュアルを導入すると、マニュアルに書かれた事しかやらなくなる」という意見が対立しました。
そのうちヒートアップして喧嘩になるんだよね(笑)

すごいストレスです。

その時に、別の社員がこう言いました。
「2人は対立しているように見えるが、実はそうじゃない。2人とも会社を良くしたいという点では対立していないよね」

これが思考の手順です。
このひとことが出た瞬間に2人は同じものを目指す「同志」という関係になり、感情が落ち着きました。

対立はしていないのです。

で、結果的にこういうアイデアが出ました。
1、マニュアルは配達員がみんなで工夫してつくる。
2、実際にやってみて作業手順の改善を、定期的に配達員が話し合って行う。

両者の良い所が活きた、素晴らしいアイデアです。

思考の手順をちょっと確認するだけで、こんなにも素晴らしいアイデアが生れます。
それをTOCでは「クラウド」というツールで解決します。

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対立を乗り越え、真の信頼を手にする

対立が起きた時は、何で対立しているのか?…それを冷静に見ることが大切です。
多くの場合「やり方」で対立しているだけで、みんな会社を良くしたいと思っています。

これが分かると社長は本当に楽になりますよ。

対立が解消されるだけじゃなく、任せることへの抵抗も減ります。
任せるって口で言うのは楽だけど、実際にやってみると覚悟が要ります。
「好き勝手やられたらたまったもんじゃない」
「仕事をサボって楽をするんじゃないか」

そんな不安ってありますよね?
その不安は、社員に対する不信頼から来ることが多い。
ひとことで言えば「社員は会社を良くしたいと思っていない、自分の事しか考えていないんじゃないか?」って疑いです。
そう思うのは社長が未熟だからじゃありません。
人はそういうものなのです。

それが「みんな良くしたいと思っている」と思えたら、ずいぶん楽になります。

僕もそうでした。
様々な話し合いの中から「ああ、みんな会社を良くしたいと思っていて、それでぶつかり合っているんだ」と、回数を重ねる毎に分かるようになりました。
そして、ぶつかるほどに真剣なのだから任せられるとも感じました。

そういう意味では対立は不毛ではないのかもしれませんね。

余程のことがない限り、社員は会社を悪くしようだなんて思っていません。
任せるためには、まずその当たり前の真実に気付くことです。

それでは今日も素敵な1日を!

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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