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トップダウンでもボトムアップでもない課題解決力が高い組織

kaigi

「指示ゼロ経営はボトムアップのことですよね?」と言われることが多いのですが、そうではありません。
ボトムアップは、組織の下から上に意見やアイデアが上がっていく民主的な方法です。
解釈は様々ですが、今日は上がったアイデアの意思決定は上がすると設定しますね。

とても素晴らしいと思いますが、結局、意見の吸い上げから実行までに時間がかかってしまいます。
しかも、変化の激流の中で経営をしているから、トップがその都度、的確な判断ができるとは限らない。
指示ゼロ経営では現場で意思決定を行い、現場主体で行動します。
上がっていくのは「事後報告」だけです。

変化が激しい時代は現場で意思決定を行う

以前に、知人の手帳を見せてもらいましたが「TO DOリスト」がてんこ盛りでした。
その多くが社員から上がってきた提案に対する判断です。
それを片っ端から判断し指示を出していました。
しかも的確な指示だった思う。

ボトムアップ型の完成形だと思いましたが、僕にはマネができないと思った。

判断が一極集中だと、トップの判断ミスは命取りになります。
で、トップの判断がズレていることって結構ありませんか?
お客様と現場の感覚から大きくズレた判断は多いと思います。

だから現場の課題は現場で判断し、現場が主体で行動することが大切だと考えます。
で、最終責任は上司が取ります。

そんなんで良いの?
そう思うかもしれませんが、いいのです。

1人の人間の判断よりも、多くの頭脳が色んな角度から検討した方が確実なので、現場の社員たちが意見を出し合い決める方が良い。

みんなの知恵を活かす方法論です。

黙っている人の意見にこそ宝が眠っている

では、みんなの知恵が活かされるためにはどうすればいいか?という話です。
実は、みんなの判断が間違うこともあります。
それは、1人1人が独立せず「慣れ合う」ことで起こります。

「流されてしまう」

有名な話ですが、みんなの知恵が正しいならバブル現象は起きません。
あれが起きるのは全体の雰囲気に流されてしまうからだと言われています。

1人1人が自分の意思で行動し、違うと思ったことは「違う」と言える風土が必要になると考えます。

そういう風土を創るにはそうすればいいのか?って話ですが、正直難しいです(笑)

でも、「違う」を発見する方法はあります。
会議をすると、必ずと言っていいほどアイデアを出す人がいます。
そして、それに賛同する人が出る。
賛同する人にも2種類いて、積極的賛同者と慣れ合いの賛同者です。
これは集団の法則みたいなもので、なかなか避けることはできません。

しかし、もう1つの役割があり、その人が「違う」のメッセージを発信します。
それが「傍観者」です。
納得がいかないような表情で黙っている人ね。
普通、「悪い態度」で片付けられてしまう、その人の意見を表面化するのです。

「あなたの考えは?」って。

そのためには社長がアイデアの発起人にならないことです。
社長は立場が強いから、まわりが流されてしまうからです。

現場のことは現場で決められるように、社長は黙っていること。
社員の中から発起人が出るようにすること。
そして、会議の場を観察して傍観者の意見を掘り出すことだと考えます。

この方法が定着すると、社長ではなく社員がこの役割を務めるようになります。
少数派の意見を殺さない、そんな意識づけも必要ですね。

トップダウンでもボトムアップでもない、みんなの知恵を活かし、自分たちで課題解決を行う。
現場が自ら変化を創り出すために大切なことだと考えています。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

また明日。

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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