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教えない人材育成でチームの課題解決能力は飛躍する

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人材育成は社員1人1人に関わるスタイルから、集団の知恵を活かし合うスタイルに変わっていくと考えています。

前者は、1人1人に深く関わり、教え、褒め、励まします。
後者は、集団に向き合い、社員同士が学び合い、励まし合い成長する環境をつくります。

指示ゼロ経営は後者です。

どちらも取るという中途半端はありません。
そして、変化が早く、「これが正解」という単一解がない時代には、社員同士が自律的に学び合う集団をつくることが大切だと考えます。

課題を自分たちで解決できる力を身に付ける

集団が学び合うスタイルを「アクティブラーニング」と言います。
教育の世界では文部科学省が教育改革の柱として導入を決定しました。

どういう考え方か?

集団の力学をフル活用した課題解決法です。

なんのこっちゃい?って感じですよね?
僕がやっている夢新聞で説明しますね。
自社に置き換えてイメージしてね!

夢新聞は、学校の授業でやることが多いんですが、始めた当初は講師が書き方を説明して「ハイ!それじゃ始めてください!」とやっていました。

するとどうなるか?
「先生、質問です〜」という声が飛び交って、その対応で忙しくなります。
しかも先生じゃないし(笑)

書けない子がいると講師が席まで行って、「どうしたの?」と優しく語りかけます。
学力にもモチベーションにも個人差がありますが、それに個別対応をするわけです。

そして、最後に「先生のお陰で書けました」と感謝される。
充実感でいっぱいですが課題も多くあります。

まずは、積極的に質問をする子は良いのですが、そうでない子が置き去りにされる危険性があります。
また、僕の発想を超える夢新聞はできなくなります。
そして何よりも、何かあると大人に頼らないと出来ない子になる。

「目の前の課題を解決することよりも、これから先にも課題を自分たちで解決できる力を身に付けたほうが良い」

そんな考えから「学び合い」のスタイルに変えました。

1人1人と関わるのではなく集団全体と関わる

肝心なことは、その場の課題を解決することではありません。
これから先も自分たちチームで解決できる力を身につけることです。

「生きる力」とは課題解決能力です。
そして、それは集団の知恵を活かし合うことが最も有効です。

教えなくても自分たちで考えれば分かることは、全部自分たちで教え合い、学び合います。
だから、僕は教えないことを宣言します。

個別に見るとデキる子、そうでない子、ヤル気の高い子、そうでない子がいます。
それが「全員で達成する」と決めた時に、自然発生的に教える係が現れますし、分からない子は積極的に友だちに訊くという行動を取るようになります。
時には「ダメじゃん」と叱咤する場面もあります。

今のところ例外なくそうなっています。

講師1人が30人と関わるのは限界があります。
学び合いでは、みんながみんなの成功を支援し合うので、学びのコミュニケーションが密になります。

しかも、人は、上の立場の人に言われるよりも仲間に言われた事に影響を受けますからね。
技術的にも、精神的にも学びが早く深くなります。

余程のことがない限り、1人1人と関わることはしません。
それをやってしまうと、その関係だけ集団から切り離されてしまい、何かあると上に聞くという意識づけがメンバー全員に広がるからです。
肩書き上、リーダーじゃなきゃ出来ないこと以外は、自分たちでできる。
できる人が1人でもいれば学び合いは成立します。

1人1人と関わるのでなく、全体と関わるという意識が必須になります。

これと同じことを企業内チームでやるってわけ。

これまでリーダーがやっていた役割が、集団の中に埋め込まれる組織形態です。

この発想は、これまでの人材育成の理想とは真逆を行く方法ですので、最初は戸惑うかもしれませんが、軌道に乗るとものすごいスピードで組織が成長します。

ただし、リーダーの手柄は目に見えなくなります。
1人1人に関わる充実感もなくなります。
「リーダーのお陰で」という言葉をかけられることがなくなります。その言葉をかけられている時点で、リーダーの影響力でやっている証拠です。

大切な思想は、直近の課題を解決することではなく、この先も「自分たちで」解決できる力を身につけること。

これが重要だと考えます。

リーダーが常に正解を提示できるわけじゃない。

リーダーがいないくなると出来ないようでは困ります、リーダーじゃなく彼らが。

それでは今日も素敵な1日お過ごしください!

 

「指示・命令をしなくてもチームが目標に向かい力を合わせる」
そんな事が実際に起こる場面を、たった100分で体験するセミナーを開催します。
僕が主宰する「夢新聞」で、中学生(しかも、つい1週間前に入学した1年生)がそれをやってしまいます。
その場を見れば、単なる人の集団が、目的を共有し、みんなで力を合わせ達成するメカニズムが分かります。

そして、自分の会社で何をすれば良いかがわかりますよ!

このセミナーは座学ではありません。
実際にその場を体験し、そこからの気付きを学びとするセミナーです。

学べること

◯チームが力を合わせ1つの目的に向かうために必要な要件
◯バラバラな集団が、目的を共有したチームになる過程
◯そうなるためのリーダーの役割

以上、3つの項目が学べます。

まずは、100分間の夢新聞制作を見学していただき、その後会場を移しセミナーを行います。

開催要項

■日時:2016年4月12日(火)(時間は未定)
■場所:辰野中学校(長野県上伊那郡辰野町大字平出1888)
■参加費:お一人1万円(税込)
■定員:10名限定(公立中学の授業で開催するため)
■お申し込みは「参加する」をポチッとお願いします。

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領収証が必要な方は宛名を記入して下さい。

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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