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生半可な覚悟では指示ゼロ経営はできない

hitei

指示ゼロ経営を導入するにはそれ相応の覚悟が必要だと考えます。
「任せ切る覚悟」です。
社員がせっかく自発的に動いたのに、それを頭から否定しまうと、その社員は「もうやるもんか(怒)」と腐ってしまうからです。
次に自発性を求めるのは本当に困難になりますからね。

任せるということは覚悟が必要

僕には失敗経験があるんです。
とある企業で社員向け研修を依頼されお受けしたのですが、社長は「何となく」社員が自発的に動いてくれたらいいのにという程度の思いでした。

ところが実際に社員さんが行動したら社長は怖くなってしまった。
社長が考える以上のことを提案してくるからです。

提案の時点でほとんどダメ出し。
社員は魂を抜かれた状態になってしまいました。
これを取り戻すのは非常に困難です。

「ノーム」という言葉があります。
暗黙の了解が拡大解釈される現象です。
例えば、遅刻常習者に「今度遅刻したら辞めてもらう」と伝えたとします。
でも、次に遅刻しても辞めさせなかったとすると、「遅刻しても大丈夫」という了解が出来ますよね?
さらに怖いことに「リーダーの言うことは聞かなくていい」と拡大解釈されることがあるのです。

自発的な行動が頭から否定されたことで、やがて「どうせウチの会社は何も変わらない」という解釈に変身してしまうのです。

社長が「何となく」望んだ結果がこれです。
これは僕の責任でもあります。

任せるということは覚悟が必要なのです。

何かを手にしたければ何かを手放す必要がある

さて、どんな覚悟が必要か?についてです。
まず、社員が社長の考えを超える提案をしてきます。
その時にそれを受け止める覚悟があるか?
「自分が一番賢い存在でいたい」そんな思いがあると、良い提案でも否定したくなります。

社員が社長に相談せずに自分で判断して行動することもありまます。
というか、指示ゼロ経営ではそれを推奨しますがね。
その時に、「オレの許可なく判断しやがって」とならずに受け止める覚悟があるか?
コントロール願望は誰もが持っていますが、それを制御できる力が求められます。

また、自発的に動いて、もし失敗しても社員を責めずに受け入れられるか?も大切です。
任せるということは、自分が望む結果が出なくても受け入れるということです。

自発的に動くと、社長に相談せずに仲間同士で相談し合うようになります。
それに耐えられるか?いや、むしろ喜べるか?
社員が建設的な話し合いをする事を信頼できるか?

ほんの一例を上げてもこうしたことがあります。
自発性が伸び、自分で決められることが増えればもっと凄いことになりますよ(笑)

何かを手にしたければ何かを手放す必要があると思います。

任せ自発性を発揮して欲しいと願うなら、それ相応の覚悟が必要、そう考えています。

う〜ん、今日の内容はちょっと怖いよね(笑)

あ、僕の仕事が減ったりして(笑)

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください。

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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