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作り手の思いを知り、それが社員を通じてお客様に届く関係性をつくる

経営者なら誰だって「黙ってても売れる商品」が欲しいですよね?
でも、今はそんな商品はほとんどありませんし、もしあったとしても他社も扱っています。
僕は、商品は売れるかどうか?の損得で選ぶのではなく、愛着で選んだ方が、結果的に売れると考えています。
そして、愛着は作り手…人に対する尊敬の念から生まれるものだと。
さらに、社内に、感じた愛着を共感してくれる社員がいることだと考えます。

その本が爆発的に売れた理由

僕がそのことを実感したのは、地元の新聞社から出ている書籍を販売した時でした。
横山タカ子さんという料理評論家のレシピ本です。
信州の伝統食を現代風にアレンジした料理が紹介されている、とても魅力的な本です。
講演もこなす方で、ウチでも企画したんですが、その打ち合わせで彼女がこんな事を言ったんですよ。

私は取材する時は現地まで行かないと気が済まない質なの。地域に根ざす伝統食って長野県内でも予想以上に多くって、気がついたら取材に3年もかかっちゃってね。
出版部からは「はやくしてくれ」って急かされるし、大変だったのよ。

いいじゃん!
こういう人大好きです。

yokoyama2

あ、右側の男、一応、僕です(笑)

この瞬間に、彼女との絆が出来ました。
そして、それは商品との絆が生まれた瞬間でもあります。
「こういう本をお客様に紹介したいんだよね〜!」っていう思いです。

この本を売る時に、僕はこのエピソードを紹介しました。
そうしたらものすごく売れたんです。

漬物?-[更新済み]

あ、売るテクニックの話じゃないよ。
商品との絆は、その作り手の思いを聞いて初めて生まれるものだということです。
だから、実際に作り手に会って話をすることが大切だと考えます。
逆にメーカーは販売者に会って関係性をつくることです。

そして、お客様との絆です。
僕は毎月ニューズレターを発行しているし、イベントなどでお客様との絆がある程度できていて、お客様からすれば「米ちゃんが会ってすごいと思った、その横山さんって人、素敵ね」と感じてもらえたのです。
つまり、僕と関係性のあるお客様だからこそ、このエピソードが届いたというわけです。

絆は連鎖して成果に結びつく

これは社員が売る場合でも同じような構造になっています。
イベントでウチの社員は横山さんに会っているのですが、そうでない場合でもお客様まで届きます。
「横山さん→僕→社員→お客様」
僕とお客様の間に社員が入っているのですが、絆で結ばれていれば、お客様までしっかりと届きます。

この人が心血注いで書いた本だから間違いない。
社長が会ってすごいと思ったんだから間違いない。
この人が勧めるのだから間違いない。

商品ではなく「この人」が重要だと思います。

商品情報(スペック)を正しく伝えて売れる時代ではありません。
そこに関わるすべての人と関係性をつくり、人が見える発信をすることが、お客様から選ばれるために大切なことだと考えます。

社長は、作り手との社員との絆づくりが主任務となります。

それでは今日も素敵な1日を!

 

 

 

 

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米澤 晋也

米澤 晋也

1971年長野県生まれ。有限会社共和堂代表取締役
指示・命令をしなくても自ら考え行動する社員を育て、社長が掲げるビジョンに向かい1つになる組織を創る方法論「指示ゼロ経営」の実践組織Tao&Knowledgeを主宰する。
1人1人が自由に行動し、創造性を発揮しながらも調和する、Jazzのジャムセッションのような組織です。
特に2代目、3代目経営者が自分の組織を創るための実務を得意としています。

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