日本企業の社員は世界と比べ働き甲斐が低いという事実から何を学ぶべきか

「賃金が上がらない」「若者が将来に希望を持てない」など、何かと先行きが不安になるニュースが多く流れてきますが、いよいよ日本は新しいフェーズに入るために乗り越えなければならない壁に直面しているのだと思います。

それは日本固有の良さ、美しさを活かしながらの変容です。

僕は気づけば51歳です。
いわゆる「失われた30年」を社会人としてフルに生きてきた世代です。
今の日本を作った張本人、だから「日本、大丈夫か?」なんて他人事のような事を言っていてはいけません。
いい社会を次世代にバトンタッチしていかねばならないと思うのです。

そのためには現状の把握は欠かせません。
その1つに経産省が作った日本人のエンゲージメントに関する資料があります。

エンゲージメントとは、「仕事に対してのポジティブで充実した心理状態」のことを言います。
当然ですが、企業の生産性や収益性、社員定着率などに影響をします。
これを読むと「日本、大丈夫か?」と心配になります。

経産省の資料を読むと、日本人のエンゲージメントが異常に低いのです。
と同時に、未来を切り拓くヒントがあると考えています。

ここが低いと働く人の創造性が発揮されません。
創造性は人に喜ばれる価値(付加価値)を生み出します。
付加価値とは会計上、売上総利益を意味します。
賃金は売上総利益に基づきます。
エンゲージメントは最終的に企業繁栄とともに賃金に影響を与える重要要件です。

僕は今、ホワイト企業大賞に応募された企業さんの審査で、毎週のように企業訪問をしていますが、どの企業さんもスタッフがイキイキ、ワクワク、ご機嫌で働いています。
1時間もいるとファンになっちゃうし、「この会社で働きたいなぁ」と思う会社もあります。
そうした会社ほど付加価値の高い商品・サービスが生まれ業績好調です。

エンゲージメントは企業繁栄の礎です。
農業で言えば「土づくり」
一朝一夕に出来上がるものではありませんが、必ず、かつ、まず着手すべき大事です。

□他者のお役に立っている実感が得られる
□自分で決めることができる
□仲間と心通う協働、共創ができ感謝できている
□自分の居場所がある
□成長実感がある

こうした悦びを仕事から得られる環境づくり=土づくりを、次世代に向けて行うことが欠かせないと考えているのです。

土壌があるところには希望があります。
そんな土壌を耕し次世代に渡すことが僕たちの世代の責務だと思うのです。

というわけで今日も愉しい1日をお過ごしください。

ワクワクすることに積極的なあなたが大好きです!

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