あなたのリーダーシップスタイルは「任せる型」か「一緒にやる型」か?

今日の記事は、よくある指示ゼロ経営に関する相談について書きたいと思います。
その誤解とはリーダーの関わり方に関するものです。

指示ゼロ経営という名前から「任せる経営」という思い込みが生まれているようです。
もちろん、そのスタイルもありますが別のスタイルもあるのです。
自社の状況、リーダーの望み、個性により自社オリジナルの形を見つけることが大切だと考えています。

指示ゼロ経営には大きく分けて2つのスタイルがあります。
1つは、先ほどの「任せる」スタイルです。
リーダーは集団の外にいて、常に集団と関わります。

このスタイルが向いているのは、ある程度の規模の会社…リーダーが現場にいられない規模の会社です。
あるいはリーダーが新しい事業に挑戦するなど現場にいられないケースです。
小規模かつ新しい挑戦をしない場合でも、自分が輪に入ると仕切ったりダメ出しをしたりするケースではこのスタイルを取る人もいます、が、よほど辛抱強くないと上手くいきません。
自分がいなくても組織が動くのは想像以上に怖いものです。

このスタイルの注意点は、リーダーは常に「集団と関わること」です。
人間関係の深刻な相談は別として、業務に関しては個々の相談は原則受けません。
その理由は、受けると、それを見た他のメンバーが真似をして気づくとヒエラルキー型になってしまうからです。

もう1つの関わり方はリーダーも集団の中に入り一緒に活動するスタイルです。

基本的に僕は、このスタイルをお勧めします。
なぜならリーダーの才能が活きるし社員さんが安心するからです。

注意点は、気づけばリーダーばかりが喋っていた、仕切っていたってことにならないようにすることです。
これは上下関係のない組織文化でないと難しいと感じています。

上下関係が出来上がっている組織の場合、リーダーは「聞き役」「情報提供役」を行うと良いでしょう。
「◯◯さん、何か意見はないですか?」と、民主的な場になるように促すのです。
また、社員さんに知識や経験がない場合、事例や考え方を助言する役割も大切です。
ただし押し付けにならないようにね。

こうして民主的な風土に変わっていきますが、結構な時間を要すると思ったほうが良いです。
(すぐに変わるものはすぐに元に戻る)

いかがでしょうか?
自分の個性や事情に合った形で指示ゼロ経営を取り入れると楽しいですよ。

それでは今日も素敵な1日をお過ごしください!

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