彼は、この方法で指示ゼロ経営の導入に成功した

指示ゼロ経営の導入で最も、難しいのは一番最初の「導入の合意」だと思います。
トップダウンであれば「つべこべ言わずやれ!」で済みますが、事、自律型組織ではみんなの合意がなければその先には進めません。

一番最初が一番大切。

「なんとなく」「社長がやると言っているから」…そんな理由で始めると、後で痛い目にあいます。
社長は「反対がなかった」と解釈しているが社員さんは「別に合意はしていない」と思っているケースが結構、多いんだよね。

僕の親友に凄い男がいます。
600人以上の会社を、たった1人から指示ゼロ経営を始め、何と!経営陣にその活動を認められ社内表彰を受けた男です。
ちなみに彼はヒラ社員です。

彼の体験は指示ゼロ経営を目指す人たちの学びと勇気づけになります。
(1/29に勉強会をやるので遊びに来てね)

今日の記事では、その中でも重要な要件を紹介します。

それは「導入を前提にしない」という勇気が要るものです。
物事が受け入れられない理由の1つに、「押しすぎ」があります。
提案の良し悪しに関係なく、人は押し付けられると反発するのです。

そもそも導入したいのには合理的な理由があります。

「リーダー1人の力では限界がある」
「物理的に限界がある」
「上司と部下が1対1の報連相をしていたら時間がかかる」
指示ゼロ経営の導入動機は大抵、こんなところです。

状況を正しく把握、正直に伝えた上で「どう思うかな?」と振り、一緒に考えることがとても大切です。

友人がメンバーに問うたところ、否定的な意見が出ました。
ここで押したくなるのが人情ですが、友人はあえて引いたのです。

友人は、まず、互いを知ることから始めました。
一緒に働いていても案外、互いのことって知らないんですよね。
そこで、メンバーをペアにして互いのプライベートを話し合い、人柄を知る、これを全員と行いました。

するとどうなるか?
互いへの共感が生まれ、互いを応援し合える関係になります。

このプロセスが重要。とてもとても非常に重要なのです。
応援し合える関係になれば、あとは次の問を投げかけるだけでチームは前に進みます。

「どんなチームになると全員がハッピーになりますか?」

この問いに対し、メンバーは「自発的に」考え出しました。

お分かりいただけたでしょうか?

このチーム、この時点ですでに指示ゼロ経営になっていたのです。

指示ゼロ経営の導入というテーマを、気づけば指示ゼロ経営で考えていた、そんな素晴らしい導入を行ったのです。

凄いでしょ?

さて、友人の名前は飯塚洋平と言います。
2022年1月29日(土)に彼と、彼と一緒に指示ゼロチームを作った方をゲストにお招きし、一番難しい導入時の秘訣を学びます。(オンライン)
すごく参考になるので必ず参加してほしいです!